- 2011年11月27日 21:05
- Road
しばらく前に購入した「シクロツーリスト 旅と自転車 峠総力特集」から、4つの峠を1泊2日で走るコースを組み立て、この週末に走ってきた。初日は八王子/平塚の片道コース。二日目は小田原/御殿場の周回コース。
雑誌から選択したのは以下の4峠。
和田峠:標高690m/ヤビツ峠:標高761m/足柄峠:標高759m/長尾峠:標高911m
そして、上記のついでに以下の2つもルートに組み込んだ。
大垂水峠:標高392m/箱根峠:標高846m
これで、256.7kmで獲得標高4140m。
幾つもの峠を越えたが、最高標高は箱根から湯河原に向かう椿ライン。大観山そばを通るTOYO TIRESターンパイクのビューラウンジそば、峠の名も無い標高997m。展望や下りの気持ちよさも椿ラインがベスト。総合的に見て、今回のルートで一番お勧めなのは、どの峠でもなく、椿ラインだった。
■ライド編(初日)
(1)和田峠
標高は4つの峠で最も低いが勾配が極悪。バス停から峠までの3Km弱が地獄。上りに関しては、常に、勝つ戦いではなく負けない戦いをすることを心がけているので、いつもゆっくり上って疲れないようにしている。が、ここは全力で踏まないと登れない。これはヤバイと正直思った。
頭文字D風に言うと…
「和田峠、俺なんかが勝てる相手じゃなかったんだ…負けたくねぇけどこのバトル、俺は…負ける!!(涼介戦より)」
な感じ。それでも、なんとか降りずに登り切れたので、気持ち的には勝利したと言える。
次に行く時には絶対に荷物を減らす。
峠からちょっと下りたところに、富士山が見える展望台あり。この日は雲がかって見えず。先客にバイカー2人(ご年配とその息子さんぽい二人組)が居り、お話させて頂いたところ、お二方とも自転車の知見あり。とくに、ご年配の方は昔レースに出ていたとかで、サンツアーを使っていたとか仰っていた。その名は聞いたことはあるが、聞いたことがあるだけで全く知らない。ここでしばらく話し込んで、その間にコーヒーとパンを一口ずつ頂戴した。
大垂水峠。標高の低さ/勾配の緩さ/交通量(国道20号)の多さから総合的にみて、あまり峠っぽくなかった。
(2)ヤビツ峠
ヤビツ峠は二回目。前回は2010年の富士山一周ブルベの時。その時は表(秦野方面)から登ったが、今回は裏から。ここは和田峠とよりも標高は高いが、勾配がまだマシなので、負けない戦いでまずまず戦えた。表の方でアタックしてきたヒルクライマーは3x分とか言っていたが、表の標高差が約600mであることを考えると、私なら1時間だな。
あの坂をのぼれば、海が見える。小学校の時に習ったその詩では、見えたんだったか、結局見えなかったんだか。
■ライド編(二日目)
(3)足柄峠
和田峠よりほんの少しだけ勾配は緩い気はするが、負けない戦いでクリアできるほどではない。そして、ヤビツと同じくらいの標高がある。しかも、神奈川側から登ると、峠を越えるまで絶景ポイントが無いので、撮影という名目で足を休めることもできない。二日目は、ゴールの小田原駅のコインロッカーに荷物を預けて軽量化していたので、まだマシだったが、それでもキツイことはキツイ。
峠を越えて静岡に入ると絶景ポイントあり。雑誌の評価では見晴らし評価は満点(5/5)。
(4)長尾峠
ここは楽だった。まず、御殿場側から登れば標高差が少ない。そして、県道401号に入ってからは交通量もぐっと減り、勾配も緩かった。
峠のから見た富士山。ベストビューポイントにレストランが陣取っているのが残念。また、峠に至るまでに同じような見え方をするポイントはいくつかあるので、峠からみた富士山が格別良いという感じでもない。有料の箱根スカイラインの方にはもっと良い景色があるのかもしれないが、自転車は通行不可である。
峠のトンネルを越えて、箱根方面の展望。面白みとしてはこっちの方が良かった。
芦ノ湖まで降りる途中にある仙石原。すすきの量がものすごく、モコモコで愛らしい。モコモコ目当ての観光客多数。
芦ノ湖。芦ノ湖近辺は交通量が多く道も狭い。しかもアップダウンがキツイ。アップダウンと言っても100m前後の標高差があるので、もはや通常の上りと言っても過言ではない領域。景色が良ければ救われるがそれもなく、芦ノ湖はちょっと期待はずれだった。なお、国道1号は超渋滞。
箱根峠。この辺で左に折れて椿ラインに向かうルートを予定していたのだが、左に折れる箱根新道は自転車通行不可。結局、芦ノ湖まで下って戻らねばならず、そこから再び上るハメになった。
(5)名も無き峠
芦ノ湖から椿ラインにに入って250m程登ると今回のルートの最高到達地点。展望もこの辺りがベスト。芦ノ湖と富士山のバランスが素晴らしかった。
椿ラインの下りは標高1000m弱から海まで降りる。路面もごく一部を除き良好で、交通量も少なくて爽快。しかも、ちょくちょく相模灘が見えるので展望も良かった。ただし、スピードが出るので、うっかりよそ見すると危険。
■グルメ編
(1)老郷本店
宿をとった平塚で食べログチェックし、最初に向かったうなぎ屋「うな新」が予約でいっぱいだったので、付近の店を再検索して向かったのがこのお店。メニューは、湯麺(タンメン)550円/味噌麺550円/餃子500円の3つのみ。麺がリーズナブルな代わりに、餃子がやたらと高く感じる。私が入った直後は、ところ狭しとお客さんがいたが、私が食べている間に続々と退店し、最後には私一人に。流行っているのかいないのかよく分からなかった。なお、本店というからには支店もあるだろうと思って調べてみたら平塚駅前。
湯麺と餃子を注文。スープが個性的で、お酢入りで酸味が強い。私はお酢はあまり好きではないが、割と美味しく頂けた。疲れた体が酢を欲したのかもしれない。やたらと高く感じる餃子も注文してみたが、こちらについてはこれといって特徴なし。
(2)つるや製菓 都まんじゅう
平塚駅前で購入。今川焼きを小さくしたような感じで、中は白あん。変なキャラクターが焼き印されているものの、味は想像の範囲内。「都まんじゅう」で調べてみたら、複数のメーカーが同じ名前で商品を出している模様。製法も似たようなものなので、多分、その味も想像の域を出ない気がする。
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