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全日本マウンテンサイクリングin乗鞍

  • Posted by: rp-taki
  • 2012年9月2日 08:30
  • Road

ロード歴7年目にして初めてヒルクライムに参加。初参加が7月頭に参加した「ツール・ド・美ヶ原」。それに続いて今回、キングオブヒルクライムと言われる「全日本マウンテンサイクリングin乗鞍」に参加した。
前日受付

今年の乗鞍はJCA会員の優先枠があり、会員の私は抽選なしでエントリが可能だった。来年も優先枠があるかどうかわからないので、ここは積極参加。美ヶ原のタイムが95分だったので乗鞍の目標は90分切りに設定していた。美ヶ原のタイムよりも乗鞍のタイムの方が早くなる傾向にあるらしいので、少しトレーニングすれば十分クリアできると考えていた。そして以下が実績。


一応、88分04秒で目標達成。美ヶ原以来実走0だったのだが、6月頭から2日毎に30分ローラー漕ぐと共に減量で3Kg落としたのでクリアできた。最初の40分経過時点の走行距離が11Km。もしかしたら80分切れるかも、そうしたら次回はチャンピオンクラスにエントリーして早くスタートできる(=早く帰れる)かもと思ったが、途中で勾配がきつくなってペースが落ちたので断念。次の機会があれば80分切りを目指そう。

参加してみて辛かったのが各所での人の多さ。レース日程が夏休みの最後の週末なので高速道路が激しく渋滞。また、松本から乗鞍高原までのルートとなる国道158号は松本と上高地や平湯温泉をつなぐルートと重なっていて、朝夕は観光車両で混雑する。そして、レースそのものの参加者が多すぎて会場付近の駐車場のキャパシティが足りない。前日受付時は2キロほど離れた広場に案内され、主催側が用意したマイクロバスで受付会場との間を移動した。レース当日はAM3時に来てちょっと離れた場所に路駐。レース後の下山待ちも大混雑。これらの苦労は、レースで走るということに明確な目的を持っている人だけが克服できる。私個人的には、目標タイムのクリアでこれらの苦労が報われた。

レース当日は帰りの渋滞が予想できたので、予め松本滞在を一日多くとって、帰るのは翌日。空いた時間で観光サイクリングを行った。

■ヒルクライム(再)
レース終了後、下山してすぐさま会場を離脱。前川渡で皆が右折するところを私は左折。安房トンネルから再び岐阜県に入り、乗鞍スカイラインヒルクライムのスタート地点の駐車場に移動。そこから裏のヒルクライムを単独開催。何故、再び上ったのか。それは「そこに山があるから」…という訳ではなく、持参したミラーレスで撮影したかったから。過去に乗鞍にサイクリングで登った時に撮影済みだったが、その時はコンデジ。新たに購入した良いカメラで撮影したかったのだ。

乗鞍スカイライン入口
スタート地点の駐車場からスカイライン入口の平湯峠まででいきなり300m上る。折角だからとスタート地点から登ったが、ここをスタートにすれば良かった。スカイライン入口の監視員から雷注意報発令中との警告があったので天候次第では途中で引き返そうと思ったが、幸いにも雨に打たれずに済んだ。満足して戻った松本市内は土砂降りだった。

P8250592.jpg
裏も頂上近くは良い景色。ただし表に比べて見所が遠く、2500m位までは苦行。

乗鞍スカイライン下り
裏の九十九折。

P8250626.jpg
裏の一番の見所の桔梗ヶ原。畳平から岐阜側にほんの少し、ほぼ平坦で行ける絶景ポイント。表のエコーラインだけ見てこれを見ずに降りてしまうのは勿体無い。レース本番でコース外に出るのは良くないので、サイクリングで行ったや試走時にでも足を伸ばして見ることをお勧めする。

岐阜側
畳平から乗鞍スカイライン方向。怪しげな雲が出てきていたので、周辺を手早く回って撮影し、急いで下山。

九十九折
エコーライン側にもちょっと足を伸ばし、九十九折を撮影。m4/3の12mmでこの画角。再び登った甲斐があった。この先まで降りると戻るのが大変になるので、ここで引き返し。

DSC01801.JPG
この先の九十九折は以前に撮影済み(↑)なので、まぁよい。

畳平の標識
折角なので、畳平の標識は撮影。

■上高地観光(レース翌日)
河童橋(再々)
滞在を一日伸ばしたことで平日の午前中が観光に使える。そこで、過去に行って感動した上高地を自転車で再訪。過去のその時は2009年7月の三連休の中日で、時間帯はお昼過ぎ。観光客でごった返す中でバイクウェア一人という激しいアウェー感に滅入り、見て回ったのは小一時間だけ。今回は、釜トンネルゲートの開門前から待機、さらのスニーカーと短パン持参というやる気モード全開で臨んだ。そして、観光センター付近の駐輪場にバイクを留め、4時間かけて大正池から明神池まで散策した。前回感動した梓川の鮮やかなブルーは見られなかったが、朝靄の幻想的な雰囲気、澄み切った空気や川の流れなど、十分に楽しむことができた。

2度の訪問で感じた上高地のオススメ時間帯は以下。
・早朝:朝靄がかかって幻想的な雰囲気が楽しめる。
・お昼頃:午前中は影がさす。お昼ごろになると影がなくなり、水流と陽射しの具合によっては川や池が綺麗なブルーに染まる。

以下が上高地までのルート。


沢渡市営第二駐車場から上高地まで一直線。駐車場に車を停めて4時半にスタート。上高地の入り口の釜トンネルゲートは5時開門。釜トンネルまで8Km弱で300m程登るので、鹿野山1回分くらいの時間を想定すれば良い。なお、もっと奥の市営第四駐車場をベースにするともっと楽になる。なお、市営駐車場の駐車料金は1日500円。

DSC01937m.JPG
上高地の入り口の釜トンネル(前回訪問時の写真)。ここのゲートがAM5時に開く。平日でさえ、数台の観光バスとハイヤーが開門を待っていた。トンネルは勾配10%超が1.2Km程続き、観光バスとハイヤーがひっきりなしに行き来する。自転車で登ろうとすると、最悪の場合は後続と対向車がつかえる。開門と同時に入ればしばらく対向車が来ないので大丈夫。なお、ゲートの左には隙間があるので、仮に閉まっていても、監視員と他の車両の目が無ければ、自転車ならこっそり入れてしまうと思う。

大正池
大正池の南端。ここが上高地に入って最初の撮影スポットになる。ここが穂高と大正池が一番きれいに見える場所。大正池は観光センターまで伸びる県道沿いにあるので、行き帰りに自転車で寄るとよい。中心部からちょっと離れているので、徒歩で回ると時間がかかる。前回訪問時は全く人が来なかったが、この日はハイヤーが入れ替わり立ち代り停車して、運転手が観光客を案内していた。観光客が少ない時期はハイヤーもサービスするのかもしれない。

P8260824.jpg
帰り際に撮影した比較写真。午前中はどうしても手前のエリアに影ができてしまう。

DSC01925.JPG
前回訪問時。この時は7/20の14時。昼頃がオススメ。

大正池
幻想的な朝靄の大正池。大正池バス停脇にバイクを停め、池の畔まで降りて撮影。この風景からは色々なことが連想される。例えば、立ち枯れのカラマツを十字架に見立てると宗教的な何かが連想される。靄がかった水面には、ファンタジーやミステリーやホラーなどいろんな情景を思い起こさせる。この風景から何を連想するかでその人の趣向が分かる。私が連想したのは2つ。
・殺人犯が被害者を池に沈めてボートを漕いで戻ってくるシーン。
・「幻想的」という言葉からショパンやベルリオーズ。
と言うことは、私はミステリーとクラシック音楽を好むという事か。なお、帰りの時間には多数のボートが浮いてて趣が無くなっていた。

日が昇って河童橋から穂高
上高地のシンボルである河童橋から臨む穂高。河童橋は上高地のシンボルではあるが、橋そのものの情景は取り立ててどうということはない。橋の上から見えるこういう風景が人の心を捉える。早い時間だと梓川に影がかかって見栄えが悪い。見頃は10時くらいから。

明神橋の背後に穂高
明神橋。河童橋から歩いて一時間程度。上高地観光はここで折り返し。これより上流に行くのは穂高とか槍ヶ岳など山に登る人たち。

明神池
明神池。鏡のような水面が綺麗。また、明け方は靄がかって神秘的な雰囲気を醸し出しそうだ。だが、河童橋から徒歩で1時間程度かかるので、急がないとその見頃には間に合わない。上高地内に宿泊すれば余裕を持って見られそう。因みに、明神池は明神神社内にあり、拝観料300円(AM6:00から)。

右岸コースで河童橋まで
梓川。今回の訪問では水量が少なくて残念。

DSC01902.JPG
前回訪問時。7/20の13:30頃。

田代橋(再)
田代橋から。前回訪問時に一番感動したのがここだった。今回は水量が少なくて寂しい、さらに午前中の早い時間だったため、影が差してしまっていた。

DSC01916.JPG
前回訪問時。7/20の13:30頃。これをもう一度見たかった。

田代池
田代池。散策路から見えるのは池の入口の窄まったところ。ここを最後に河童橋まで戻って、上高地観光は終了。

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