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BRM604近畿600

  • Posted by: rp-taki
  • 2011年6月9日 02:00
  • Road

昨年苦労した近畿600Kmに今年も参加し、無事完走。

6/4 7:00スタートで、6/5 21:30頃にゴール。昨年は脱水で補給が殆どできず、スローペースと水浴びと休憩多数でやりくりして、リミット10分前になんとかゴール。今年は水分補給に気を使い、体調的には問題なくクリアできたので、去年の借りは返せたと思う。

■コース概要
紀伊半島を反時計回り。前半は概ね海岸線。紀伊半島の海岸沿いは、千葉と違って小刻みなアップダウンが多めで、割と疲れる。後半は紀伊半島を東から西に横断。延々と上って延々と下ってくる。

・PC1まで:雄ノ山峠を越えて和歌山の海岸線をアップダウン
・PC2まで:本州最南端の町まで海岸線をアップダウン
・PC3まで:熊野から佐田坂越えのワンポイント
・PC4まで:国道260号のアップダウンを志摩まで
・PC5まで:伊勢まで割と平坦ステージ
・PC6まで:川沿い(櫛田川)を延々登って川沿い(小川、高見川、吉野川)沿いを延々下る山岳ステージ
・ゴールまで:最後の最後で雄ノ山峠

■苦労した点
(1) 暑さ
去年の近畿600Kmは暑かったが、今年も暑かった。スタート直後から20℃超。上りはもとより、平坦区間であっても、多少踏み込むと暑くてオーバーヒート気味に。初日が特に暑く、スタート早々からPC1までで頭がボーッとして来て、眠気も訪れてきた。これはマズイとペースを抑え、PC1で今年初の氷投入。その後も水分補給を怠らず、去年と同じ過ちは繰り返さなかった。

ちなみに、昨年と今年の気温(最高/最低)を調べてみると、以下のような感じ。
・昨年(土、日):28.4/17.7(和歌山)、26.4/12.6(奈良)
・今年(土、日):25.6/19(和歌山)、23.5/16.9(奈良)
昨年のほうが暑かったみたいだ。

(2) 佐田坂
250Km辺りでそろそろ疲れてきたところで上り。時間的には20時くらい。幾度となくやってくる登坂車線に辟易しつつも、上りで頑張る気はさらさらないので、瞑想で切り抜けた。調子次第ではPC4まで仮眠ポイントを伸ばそうかと思ったが、ここの上りで疲れたので、当初の予定通りPC3で仮眠することにした。

(3) 国道260号
PC3着が23:30位。そこで2時間ほど寝てから、近くのコンビニで補給して、再スタートしたのが2:30。起き抜けの国道260号山岳ステージはきつく、しかも、明け方で眠くなる時間帯。結局また眠くなって、PC4で再度仮眠するはめになった。420Km地点の伊勢で伊勢神宮参りをしようと、PC3での睡眠時間を2時間に抑えたのが失敗だった。

(4) 高見峠
最初は勾配が緩く、アウターでも上れる程度。また、早い段階で「高見峠まで10Km」の標識が見えたので、もしかしたらこのまま楽に終わるんじゃないかと勘違い。そこから先、ピークまでさらに10Km位あった。しかも、最後の方が勾配がきつく、遥か遠くに見えるループ橋で心が折れた。とは言うものの、上りが一回で済んだので、まだ助かった。脱水状態でだましだまし走っていた去年と単純比較はできないが、個人的には、去年の旧国道25号の上り下りの方が堪えた。

(5) 帰りの雄ノ山峠
ここは往路でも越えたが、往路ではスタート直後で元気だったので、あまり苦労した印象がなかった。復路は最後の最後。勾配的にも、ここが一番きつかった気がする。しかも、対向車がくるため、コースをワイドに使えず。ダンシングでなんとかクリア。

■睡眠
合計3時間(PC3で2時間、PC4で1時間)。本当は、PC3の睡眠だけで乗り切る予定だったのだが、ここしばらく忙しくて睡眠時間が少なかったツケが出てしまった感じ。その影響で、当初予定していた伊勢参りは断念。ちなみに昨年は、PC3で寝袋をドロップバックしたが、今年はドロップバックがなかったので、PC3、4ともにエマージェンシーシートを利用。意外と冷えたので、エマージェンシーシートを使ったのは正解だったと思う。

■一日目
6/4 7:00スタートで、6/4 23:30にPC3の道の駅 紀伊長島マンボウ着。各PCでMuAuanさんやGakさんと重なることが多かった。


湯浅の海岸線から臨む紀伊水道。このコースで最初に来る海岸線。


串本町の双島。付近にサンゴが生息しているらしい。


串本町の橋杭岩(昨年撮影)。空の青さを見る限り、昨年のほうが天気は良かったみたいだ。


ザ・コーヴで注目を浴びた太地町(昨年撮影)。


森浦湾(昨年撮影)。イルカは居るか?

■二日目
6/5 2:30 PC3発 6/5 21:30ゴール。伊勢神宮の手前で、道に迷った女性の参加者をガイド。逆に、ゴール手前では地元の人に着いていって、道に迷う事無くフィニッシュ。


国道260号の上りをクリアし、五ヶ所湾(だったかな?)から臨む朝日。


伊勢神宮内宮。サイクリングウェアで歩きまわっているのは私一人。完全アウェー。到着したのは9時過ぎ(目標は7時着だった)。時間が無かったので、参拝は断念。駐輪場の柵にバイクをロックして、ちょっとだけ中にはいってみたが、小石が敷き詰められた参拝道に、SPD-SLでは辛すぎる。クリートカバーは付けてはいたが、効果なし。駐輪している時に、伊勢自転車愛好会の方から声をかけられ、「チャリガイドマップ伊勢」を頂いた。伊勢神宮にはいずれまた来たいので、その時にマップを活用させて頂こう。ちなみに、10時前で付近の駐車場は満車。


赤福本店。


赤福氷。スタート前に、伊勢神宮の付近で食べられると、他の参加者の方からお教え頂いた。伊勢参りは時間的に厳しかったが、折角なので、これだけは食べていこうと計画。まず、赤福本店で食べられるか聞いたら、本店では出してない模様。近くのおかげ横丁の売店で出していると教えられて行ってみたものの、開店前。結局、参拝道を行ったり来たりした挙句、内宮前支店で食べた。ここで費やした時間をうまく使えば、伊勢参りができたんじゃないかと思う。で、肝心の味の方は、赤福の上に氷を削って抹茶シロップをかけたような、ストレートな味。かき氷なのでもちろん冷たいが、餅は柔らかい状態で食べられた。


伊勢神宮外宮。内宮からは4Km弱。


櫛田川。高見峠までの長いお付き合いだった。


高見峠手前のループ橋。過去に自転車で登ったことがあるループ橋は、筑波山や志賀高原あたり。自転車は気軽に停車できるので、ループ橋は絶好の撮影スポット。


そこに小さく見えるのが、ブルベ参加者。展望エリアで、伊勢から(車で)来たという年配の方に「どこから来たの?」と聞かれた。ブルベの場合、あちこち回っているので、こういう時になかなか一言で答えられない。とりあえず今回の場合は、「紀伊半島を一周している」と回答。


高見峠のピークの高見トンネル(標高625m)。さようなら三重、こんにちは奈良。先のループ橋のちょっと手前から、高見トンネルを抜けてしばし下るまでの間、お湿り程度の小雨に見舞われた。


下り基調の高見川沿い。高見川では鮎釣りが盛んらしく、あちこちに看板が出ていた。ちょうど、お腹も空いて塩っ気があるものが欲しくなり、鮎の塩焼きを出しているお店があれば駆け込むつもりだった。しかし、高見川から吉野川沿いを延々走っても、ずっと里道で、お店はおろかコンビニも無かった。川の向こう側の国道沿いなら、食事ができる店があったのかもしれない。結局、持っていた補給食に頼らざるを得ず、PC5からPC6までの間に全て食べつくしてしまった。PC6まであと10数キロというところで鮎料理の店を1軒見つけたが、気持ち的に既に遅かった。


高見川沿いの後、そのままの流れで、吉野川沿いに。


柴橋脇の展望台から臨む吉野川。


中岩の松。


吉野川の向こう山に沈む夕日。

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