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青森旅行 7/6 二日目 (奥入瀬渓流)

  • Posted by: rp-taki
  • 2011年7月6日 23:59
  • Travel

青森旅行の二日目は奥入瀬渓流をメインに、十和田湖や八甲田山周辺をレンタカーで回った。

今回の青森旅行の主目的が奥入瀬渓流。新緑の季節をわずかに過ぎてはいたが、以下の見どころを堪能することができた。
・奥入瀬川のあちこちで見られるバリエーション豊かな滝。
・豪快かつ繊細な渓流の流れ。
・渓流を取り巻く豊かな緑。

そろそろ遊歩道沿いの植物が生い茂り始めていたので、これから夏になると散策は難しそうだった。なお、秋には「鮮やかに色づいた紅葉」、冬には「雪に覆われ凍りついた静寂な世界」が楽しめるらしい。冬の寒さはきつそうなので、訪れるなら「新緑の季節」もしくは「秋の紅葉の時期」が良さそう。

散策後は、下流側の端の焼山からバスで子ノ口までリターン。その後、十和田湖近辺を回り、さらに八甲田山近辺までドライブした。

■奥入瀬渓流
十和田湖からそそぐ奥入瀬川に平行して14Km程の遊歩道が整備されており、十和田湖畔からゴールの焼山まで徒歩で踏破。今回は、当初から遊歩道を全て踏破しようと目論んでいたため、スタートからゴールまで全て歩いたが、バスやレンタサイクルなどを利用して上手に回ったほうが良さそう。というのも、見どころのスポットが集まったエリアがいくつかあって、その間は概ねつなぎ。つなぎのエリアはあまり景色の変化がなく、最初は気持ち良いが、だんだん感動も薄れて疲れが勝ってくる。つなぎ区間は、並行する国道を使うと楽に歩けるのだが、今回は遊歩道を歩くことが目的だったので、その手段もとらず。なお、スタート時間が早いとバスの運行やレンタサイクルの営業開始前になる。その場合は自動車で散策すれば良い。空いている日か、早朝ならそれもありだろう。実際、路肩のスペースに自動車を停めて散策している人もいた。

ちなみにこの時期、遊歩道にはブヨが多い。早朝はまだ少なかったが、ちょっと日が出る時間帯になると多くなってきてキツイ。自然の中を歩くのだから仕方ないが、少しでも歩みを止めると集まってくるのは煩わしかった。刺されないように、長袖長ズボンを推奨。

なお、現地に行くまで、奥入瀬を「おくいりせ」だと思っていたのは内緒だ。ゴールから十和田湖畔まで戻るバスの車内放送で正しい読み方を知った。JTBのお姉さんにプランの相談する時にも、全力で「おくいりせ」と読んだ。

・十和田湖畔

子ノ口の駐車場にレンタカーを停めて、四時半に散策開始。

・遊歩道

奥入瀬川と国道102号、そして遊歩道が平行している。場所によっては国道を歩いたほうが楽。また、国道からしか見えない見どころも幾つかある。

・見どころその1:奥入瀬川のあちこちで見られるバリエーション豊かな滝
奥入瀬川の本流そのものが落ちる滝は、銚子大滝の一箇所。それ以外の滝は、左右から奥入瀬川に注いでいる。ひと通り見た中で、印象が強かったものをピックアップ。

(1) 銚子大滝

オートモードで撮影。風景モードに比べ、水の流れのラインが綺麗に引かれる。シャッタースピードが遅いのだと思う。


風景モードで撮影。 飛沫が目立つようになる。手ぶれの影響が小さくなるので、たいてい風景モードで撮影するのだが、水の流れに関してはオートの方が綺麗。三脚が欲しいところだな。

動画:

(2) 九段の滝

段になっている岩に合わせて落ちる滝の流れが印象的。

(3) 玉簾の滝

国道からしか見えず、遊歩道を歩いていると見逃してしまう。探すのに苦労した。

(4) 雲井の滝

奥入瀬渓流のほぼ真ん中に位置する。水量と落差があって豪快。

(5) 千筋の滝

チョロチョロした流れが何本もの筋になって注ぐ滝。千筋ってのは納得できるが、滝かと言われると微妙。

・見どころその2:豪快かつ繊細な渓流の流れ
流れは速かった。ここ数日で大雨が降ったような気配があったので、その影響もあったと思う。終始、荒々しく流れる川の音が続き、自然のパワーが感じられた。

(1) 阿修羅の流れ

奥入瀬渓流の中で一番流れが荒々しいと紹介されるスポット。実は、もう少し上流にもっと荒々しい音を響かせるスポットがあったのだが、そちらは立ち入り禁止だった。

動画:

(2) 三乱の流れ

川の流れが岩で遮られ、分岐と合流を繰り返すスポット。

動画:

・見どころその3:渓流を取り巻く豊かな緑
ガイドに紹介されている以外にも、足が止まる印象的なスポットは多数。ブヨさえいなければ、ゆっくり立ち止まって鑑賞したいところだった。比較的、上流側の方の印象が強い。三乱の流れ以降はすでに歩き疲れており、記憶に残ったスポットがあまりない。

十和田湖
レンタカーで十和田湖の観光エリアの休屋まで移動し、駐車場(有料)にレンタカーを停めて散策。十和田湖は日本で三番目に深い湖。水深は327mで、東京タワーの高さとほぼ同じ。といっても、深さは目に見えない。遊覧船から、青みがかった綺麗な湖水が見られた。

十和田湖の名物はヒメマス。かつては一匹も魚がいなかったが、明治36年にヒメマスを放流したら住み着いたとのこと。十和田湖の周辺には、ヒメマス料理を出している食堂が多い。しかし、平日のためお客さんがおらず、店に入りづらかったのでパスした。

(1) 乙女の像

十和田湖のシンボル。乙女と言うにはちょっと太めか。まぁ、西洋画の裸婦画も結構ふくよかなので、アートの世界ではこのくらいが標準なのかもしれない。

(2) 十和田神社

北東北三大霊場の一つ。ちなみに、他の2つは、恐山(下北半島)、川倉賽の河原(金木町)。神社の奥に「占場」なる霊験あらたかな場所があるのだが、ここ最近の悪天候のために通行止め。急な階段を上って奥まではいらないと通行止めであることが分からず。それならそうと最初から書いておいて欲しかった。

(3) 十和田湖遊覧船

休屋と子ノ口のそれぞれに発着する遊覧船。平日のため、ほぼ貸切状態。船内放送で見どころを紹介してくれる。貸切状態であることを良いことに、見どころがよく見えるようにと、右に左にと席を移動。

ちなみに、遊覧コースが2つあり(休屋周遊コース、休屋/子ノ口片道コース)。今回は休屋周遊コースで遊覧した。片道コースを選択すると休屋まで戻って来るのに、バスか逆の片道コースで戻ってこなければならず、手間がかかる。今にして思えば、奥入瀬渓流散策後に休屋までバスで戻って、片道コースで休屋から子ノ口に遊覧して、それからレンタカーを回収しても良かったかもしれない。


遊覧船から綺麗に青みがかった湖水がよく見える。


中山半島(右)と御倉半島(左)

(4) 十和田を臨む展望台
レンタカーを使って十和田湖の湖畔をぐるっと回ってみた。湖畔道路は結構アップダウンがあり、湖の臨む展望台が四カ所あった。

・瞰湖台

御倉半島の高台から臨む展望台。中山半島を見たいならここ。

・発荷峠展望台

大きく開けて見える展望台。中山半島と御倉半島が重なってしまうのが惜しい。

・滝ノ沢展望台

木の間から控えめに見えるだけであり、展望としては微妙。

・御鼻部山展望台

4つの展望台のなかで最も標高が高く、中山半島と御倉半島のちょうど向かいから臨む。ここの展望が一番良い。

■八甲田山エリア
十和田湖の後は、車を一時間ほどとばして、八甲田山エリアに移動。山頂付近までロープウェイが通っているのだが、営業時間が16:30までであり間に合わず。そのため、山頂付近の散策は出来なかった。陽が落ちるまでまだ時間があったので、八甲田山近辺のスポットを散策した。奥入瀬渓流の散策を効率的に行えば、奥入瀬渓流、十和田湖、八甲田山山頂を同じ日に回ることも可能だと思う。次の機会には、是非八甲田山頂付近まで行ってみたい。

(1) 睡蓮沼

南北の八甲田連峰を隔てる国道103号の、そのちょうど間に位置する。沼越しに見えるのは、方向的に北八甲田連峰の方。山との距離が近くて、大きく見えた。

(2) 雪中行軍遭難跡

「八甲田雪中行軍遭難事件」の事件現場。深い森の中かと想像していたが、周りの木が低くて、割と視界は開けている。開発されて変わったのかもしれない。

(3) 田代湿原

湿原をぐるっと回るように、2Kmほどの遊歩道あり。花咲く季節は終わってしまったらしく概ね草ばかりで、湿原の植物は楽しめなかった。しかし、広い湿原で視界が開け、その先に見える八甲田山が良い感じに雰囲気を醸し出しており、高原ウォーキングを堪能することができた。植物通なら、草だけでも楽しめるのだと思う。

■本日のグルメ
弘前に帰る途中、黒石の「つがるの食彩野田」にて、ご当地B級グルメである「黒石つゆ焼きそば」を食べた。


陳腐な言い回しになるが、ラーメンと焼きそばを足して2で割った感じ。もう少し説明するなら、醤油ラーメンを薄くして、その分ソースを足した感じ。意外にさっぱりしていて、普通に食べられる。とは言うものの、あえて一緒にせず、ラーメンか焼きそばをそのまま食べた方が良いのではなかろうか、という感じ。

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