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PBP 2011 (グルメ編)

大したものは食べていないが、とりあえずグルメ編。

PBP中の食事は、本編のエントリに書いたように、ほとんどコントロールで済ませた。ソースがちょっと独特だったが、私は問題なく食べられた。ただし、のべ4日間同じような食事だったので、正直、飽きた。

PBPの前後も本格的なフランス料理などは食べていない。私は旅先で時間いっぱい散策してしまうので、食の方は簡単に済ませてしまうことが多い。国内旅行なら18時くらいには暗くなるので、夕食くらいはプランに組み込める。しかし、この時期のフランスはサマータイムの影響もあって遅くまで明るく、つい散策が長引いてしまって、ゆっくり夕食を取る時間がとれなかった。また語学力が足りないこともあり、レストランでの食事は億劫である。一人旅ということもあって、ついついスーパーや中華惣菜屋で食料を買って済ませてしまった。今回は散策優先で食が疎かになってしまったが、次の機会ではレストランでのフランス料理等にチャレンジしてみたい。

数少ないレストランでの食事を通じて感じたことは以下。

(1)安心して頼めるメニューはピザかパスタ。
この2つに関しては、メニューが日本名とほぼ同じ(マルガリータとかカルボナーラ)であり、想像とのズレも小さい。量に関しても、概ね想像した通りで出てくる。

(2)英語でメニューが書いてあっても油断できない。
サラダとかチーズとか肉とか食材が書いてあるので、食材に関しては想像とのズレは無いが、調理や盛り付けに関するギャップが大きい。量に関する想像とのズレも起きやすい。

(3)日本食も油断できない。
星が幾つも付くような本格的な日本料理屋ならいざしらず、そのへんの街中で日本食をうたっているような店に日本の味を求めても、それは無理というもの。

■Lecourbe

フランス入りして最初の食事。ホテル付近のバーで食べた。英語表記のメニューを見てもさっぱり分からず、最寄り駅の名前(Sevres Lecourbe)にその名を含むこれを頼んだ。英語の表記に「トマト」「ポテト」「サラダ」「チーズ」など、想像できる食材が含まれていたが、出てきたものは完全に想定外。丼みたいな器にごそっと盛られて出てきた。一人用の食事を期待したのだが、これは多分、多人数で分ける様なものだろう。味も微妙。特にチーズの臭みが強くてキツかった。泣きそうになりながら全部食べた。

■パスタ(カルボナーラ)

シャンゼリゼ通りのビストロで、昼食として食べた。パスタは太めで、チーズの粘度は高め。フランスだからといって特に違いはなく、日本で食べるカルボナーラと似たようなもの。むしろ、似ていて安心した。昨日のLecourbeの失敗で、フランス内での食事に対する不安がつのっていたのだが、パスタなら違和感なく食べられるということに気づいた。

■オルセー美術館内のレストランでディナー
木曜夜の夜間見学中に美術館内のレストランで食べた。時間は20時半くらい。外で食べるにはちょっと時間が遅かったので、見学のついでに中で済ませた。メニューは日替わり的なものを選択(20ユーロ)。厳密には、シーズンメニューといって季節ごとに変わるもの。コースの内容をウェイターに聞いたところ、メインディッシュを3つ(牛肉、魚、(忘れた))の中から1つ選択するらしい。肉が食べたかったが、「牛肉」は無調理(つまり生)とのこと。多分、カルパッチョとかタルタルステーキとかだろう。PBPを前にして、迂闊に生物を食べて腹でも壊したら後悔するので、メインには「魚」を選択した。そんなやり取りの中でも、ウェイターは英語に不慣れな私に対して丁寧に対応してくれた。


メインディッシュの魚。スズキかな。脂は少なめ。脂ののった魚も良いけど、これはこれで良い。とりたてて美味しいわけではないが、普通に食べられて良かった。


デザート。中の生地はしっとり系。ちょっと柔らかすぎて、食べている間に崩れてしまった。

■ヴェルサイユ庭園内の露天

ヴェルサイユ宮殿付近や庭園内のレストランは混んでいたので、グラン・トリアノン付近の露天で買って食べた。オーブンでジャガイモを焼いてレタスとチーズとハムを乗せてマヨネーズを少々かける。塩と胡椒はお好みで追加。味は見た目の通りで、違和感なく食べられた。ちなみに、ヴェルサイユ宮殿と庭園を歩きまわった間に食べたのはこれだけだった。

■オペラ界隈でビザ

メニューから想像できないものを頼んでみた。名前は覚えていない。マルガリータとかアンチョビとかチーズとか想像できそうなメニューもあったが、ちょっとしたチャレンジ精神が頭をもたげてしまった。トッピングの食材の主張が強いが、トッピングの味わいは薄い。生地やソースの風味も感じられず、あまり美味しくなかった。店員のボーイッシュな女の子が可愛かった。

■ラーメン・オ・ポーク

メニューを日本風に解釈するとチャーシュー麺。ラーメン・オ・ビーフもあったが、牛肉ラーメンは想像つかなかったので、オ・ポークにした。しかし、日本のチャーシュー麺とはかなり違うものだった。目立った相違点は麺とスープ。麺はかなり細い上にぼそぼそで、みずみずしさが全くない。また、スープは醤油とも塩とも違う。似ているものを挙げると、牛たんとセットで出てくるテールスープ。食べられはしたものの、海外で日本食を頼むのはリスキーだと思った。

■ピエール・エルメ・パリ

ホテルから1ブロックのところにピエール・エルメの店舗があったので、スイーツを購入して食べた。2度ほど。その店舗には日本人の女性店員がいた。その店員さんは、私が日本人であることを見て取ったらしく、日本語で応対してくれた。なぜ日本人であることを見ぬかれたのかは不明。小さな日本語表記のある鞄を持っていたからか、英仏語のイントネーションに日本人の特徴があるのかもしれない。ちなみに日本人女性の場合は、化粧や服装などでそれと分かるらしい。

(1)マカロン/瓶入りスイーツ(Emotion Envie)/ケーキ(2000 FEUILLES)

マカロン:
この時初めてマカロンというものを食べた。見た目からブッセみたいなものかと想像していたのが、外側のモコッとした部分はメレンゲを凝固させたものらしく、一口食べて想像との違いに驚いた。美味しいけど、私の好みからすると、ちょっと甘すぎ。

Emotion Envie:
エルメで買ったスイーツの中では、これが一番美味だった。クリームの下にブルーベリーが入っている。フルーツのスイーツ好きの私にとって、これは好みに合った。ブルーベリーが酸っぱくて美味。ブルーベリーも軽くすり潰してあるだけで、食感が十分に残っており、ブルーベリーを噛むと口の中に酸味が広がる。

2000 FEUILLES:
PBPの懇親会の前に買ってそのまま4時間ほど放置して、懇親会から帰ってきたら崩れてた。気温がそれほど高くなかったので大丈夫かと思ったのだが、甘かった。仕方ないので、スプーンでサルベージして食べた。ちょっと甘すぎた。

(2)野いちごのスイーツ(ELSA)

「Emotion Envie」と同系統の味わい。見た目のアレンジだけと言っても良いくらい。「Emotion Envie」が美味だったので、これも美味。

(3)野いちごのスイーツ(DÉSIRÉ)/タルト(TARTE INFINIMENT CITRON)

DÉSIRÉ:
よく分からない作品。野いちごの味は薄く緑のパウダーの味も薄い。甘いわけでもなく、そのほかの何というわけでもない。何を主張したいのか分からなかった。強いて言えば、野いちごのつぶつぶの食感が独特だったが、心地よい食感という訳でもなかった。

TARTE INFINIMENT CITRON:
レモン風味。ちょっと酸味が強い。パッと見、クリームの甘みと絡めて酸味を和らげるというように見えるが、実際にはクリームも酸っぱい。味わいが単純なのが残念だった。

■中華惣菜

滞在後半、ホテルの近くに中国人が経営する惣菜屋があることに気づいた。メニューには焼飯や焼麺などもあり。滞在後半にはスーパーのパン食にもいい加減飽きていたので、これは好都合とばかりに利用した。箸もつけてくれた。おかずの方は日本で食べる中華料理との違いはないく、違和感なく食べられた。コメはタイ米でパサパサしているが、それでも美味しく感じた。もし日本人が和食の惣菜屋を出店したら繁盛するのではないだろうか。

■モン・サン=ミシェル手前のレストラン
参加したツアーは、8,9月はモン・サン=ミシェルに入る前にレストランでの食事が組み込まれており、そこで名物的な料理を食べることができる。しかしながら、そこで1時間ほど時間を使ってしまう。食事がとれるのはありがたいが、集団での食事は効率が悪い。ツアーの目的は見学なので、食事や参加者同士の歓談よりも、速やかに見学に入った方がよいと思った。

りんごの発酵酒、シードル。ちょっと泡が出る。酸味が柔らかくて飲みやすかった。


モン・サン=ミシェルの名物料理であるオムレツ。中には何も入っていないプレーンオムレツで、ふわふわと泡立てる。巡礼者のために考案されたとのこと。ツアーガイドは酷評していたが、プレーンだと思えば、割と美味しく頂けた。店の立場からすると、プレーンオムレツを名物としてそれなりの値段で提供すれば、結構いい利益率になるだろう。


りんごスイーツ。見たままの味わいで、不味くはないがとりたてて美味しいわけではない。300円位までなら出してもいいかな程度。

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