Home > Road | Travel > PBP 2011 (モン・サン=ミシェル編)

PBP 2011 (モン・サン=ミシェル編)

  • Posted by: rp-taki
  • 2011年9月2日 00:56
  • Road | Travel

PBPの翌々日、パリからの日帰りツアーで、モン・サン=ミシェルを見てきた。

パリからの距離は約350Km。7時にパリを出て、途中休憩や昼食入れつつ、モン・サン=ミシェルに着いたのは14時くらい。バスでの移動は疲れた。行きの途中まではバスで隣になった女子大生と会話してたが、さすがに疲れて途中で寝た。PBPでの350Kmはあっという間だったが、バスで同じ距離を移動するのは長く感じた。

モン・サン=ミシェルは、土曜ということもあってか、すごい混んでいた。パリ発のツアーは幾つかあるが、見学時間はいずれも14時前後から1時間半から2時間程度。そのため、どうしても観光客が多い時間帯になってしまう。修道院までの参道は狭く、人混みでごった返していたが、修道院内の人口密度はそこまでひどくはなかった。修道院内部は、ロマネスク様式とかゴシック様式とか、建築的にいろいろと見どころがあるらしいが、建築にたいする造形が深くない私にとってはよく分からず。ま、なんとなく雰囲気が違うのは分かる。

修道院内をサラっと見てまわって小一時間というところ。あわせて、島内をサラっと30〜60分見学というので、それなりに見て回れる。じっくり見るには人が多くて趣が足りないし、島内のレストランでゆっくり食事をするような雰囲気でもない。早朝や夜のライトアップが良いらしいが、日帰りツアーの滞在時間帯では、それを見るのは不可能。島内に宿泊できるので、よほど好きなら、島内で一泊が理想。一泊すればライトアップが見られるし、観光客の少ない早朝に見学もできる。ただし小さな島なので、見てまわるところは多くはなく、一泊すると時間は余りすぎるらしい。

弾丸ツアーだったが、モン・サン=ミシェルならではの、「島の中の修道院」という地理的な趣は感じられた。欲を言えば、プラス30分から1時間くらいかけて、島の周りをぐるっとまわってみたかった。

■ブブロン・オン・オージュ村
参加したツアーには、ノルマンディー地方の村での小休憩が組み込まれていた。ノルマンディーはりんごの生産が盛んらしく、アップルパイやタルトなどがご当地スイーツで、Cidre(シードル)というりんご酒が地酒。モン・サン=ミシェル前のレストランでの昼食時に出たりんごスイーツとシードルは美味だった。

美し村に認定されているらしい。ミシュランガイドとかもそうだが、フランス人は認定とかランク付けとかが好きな人種なのかもしれない。美し村ということで観光客がそこそこいるが、おそらく我々と同じく、モン・サン=ミシェルツアーの途中休憩なのだと思う。かなり小さな村なのだが、驚いたことに、インフォメーションセンターやおみやげ屋もあった。


この村は木の家が多かった。このところ石造りの建物ばかり見てきたので、木の家がむしろ新鮮。


人が住むところに必ず教会がある。ここにも第一次世界大戦の慰霊碑あり。

■モン・サン=ミシェル
直訳すると、聖ミカエルの山。大天使ミカエルを祭った修道院。パッと見て天空の城ラピュタに似てるが、小さい島内に開けた庭園などは殆ど無いので、外見以外の類似点は殆ど無い。何より、まるでゴミのように人がいるので、ラピュタのユートピア的な空気は全くなかった。ちなみに、18世紀頃には収容所として使われたらしい。フランス革命以前の絶対君主制の頃なので、犯罪人というわけではなく、宮廷闘争の敗者とかが収容されたのかもしれない。

ツアーでは、ちょっと離れたところにバスを停めて、撮影タイムが設けられた。が、いろんな所が工事中で、趣がなかった。夜なら、うまい具合に暗闇に隠れるのかもしれない。


内部の参道。入り口からすでに人が多い。


更に入ると、もっとひどい。


ツアーガイドさんが教えてくれた裏道への入り口。体を横にしないと入れない。


裏通りは生活道路らしく、空いていた。


裏道から見上げた修道院。ここから見る修道院がもっとも綺麗に見えるらしい。建物に遮られずに、全体がよく見えた。修道院の先っぽに大天使ミカエルの像がある。


修道院内はいきなり階段。左手側は城壁で右側が修道院。両側を高い壁が覆いかぶさるように立っていて迫力がある。参拝ルートの順路は、まず階段で一番上まで登って、そこから修道院の中を下る。基本的に上の方が新しいので、進むに従って徐々に古くなっていく。


南西側に開けたテラス。ここから先は下り。


陸地の方はこんな感じに見える。山は全く見えない。


西を見るとこう。潮が引いた海を歩いて参拝する人が見える。徒歩参拝ツアーもあるっぽい。


修道院内。ゴシック様式だそうだ。


回廊。修道院内で、緑が見える数少ない場所。ラピュタの雰囲気には程遠い。


修道院内では、傘みたいな柱が見どころ。いろんな様式の柱が見られる。柱フェチの人にはおすすめ。


傘みたいなのは同じで、やたらと太い柱。床面積の大部分を柱が占める。


傘が大きい柱。この辺はロマネスク様式だそうだ。


柱の間隔が狭くて傘が細い。


ジャンヌ・ダルク像が目印のサン・ピエール教会。修道院の見学終了後、メインストリートを戻る途中で参拝。


狭い島内なので教会も狭い。


ここにも大天使ミカエル。


島内の見学後、入り口からちょっと戻って撮影。車やバスが映り込むので、趣があるとは言いがたい。

Comments:0

コメントを投稿するにはログインしてください。

Trackbacks:0

Trackback URL for this entry
https://www.rp-taki.com/eco_mind/2011/09/pbp-2011-mont-saint-michel/trackback/
Listed below are links to weblogs that reference
PBP 2011 (モン・サン=ミシェル編) from エコゴコロ

Home > Road | Travel > PBP 2011 (モン・サン=ミシェル編)

Meta

Return to page top