Bike Across Japan 前日

BAJの前日は、最南端の佐多岬まで、飛行機と主催者手配のバスでの長い旅。

BAJのスタートの佐多岬まではAJ埼玉にて鹿児島空港からチャーターしているバスにて移動。そこでJAL643便にて鹿児島入り。普段はANAを使うのだが、バスの出発に対して時間的に余裕があるJALを選択。実は、スタート地点への移動は飛行機ではなく、指宿まで輪行してからフェリー経由で自走することも考えていた。と言うのも、今の活動拠点が京都なのでわざわざ関東の自宅まで戻って飛行機輪行するのも大変だし、また、鹿児島空港からバスでの移動も結構時間がかかるとの案内があったためだ。そんなこんなで、どうしたもんかと悩んでいたところで、熊本地震。鹿児島への新幹線が不通になってしまい、当初の予定通り飛行機で鹿児島入り。電車でのルートはスタートの直前に開通したのだが、直前すぎてプランの変更は間に合わず。

鹿児島空港に降り立ったのは10時ごろ。2便あるバスの第1便に乗車予定。バスの出発の時間まで結構時間があったので、レストランで食事などして時間を潰していると、いつの間にかバスが来ていて、AJ埼玉のスタッフが案内をしていた。そこで、バスの受付をして、バイクを預けた。それから出発の時間まではバス内で待機。その後の航空機で徐々に参加者が集まり、全員集まったところで、前泊のホテルに向けてバスが出発。

トラックに積まれるバイク

鹿児島空港から約3時間のバスの旅

バスは途中、道の駅で休憩。ここでトイレを済ませるとともに、この先のホテルで食べるものを買い込む。駐車場に戻ってみると、西からの強い風が、道の駅の幟をはためかせていた。是非、明日のスタートまでこの風を保ってほしいところ。風を見ていたところで、前回の縦断以来2年ぶりに@KimKenAJさんに会う。また、ここで@87ngiさんが自走で現れる。

途中の道の駅で休憩

道の駅から先、根占までは3月に試走したポイントで、記憶も新しい。それから県道に入ると結構な上り。数年前にこの辺を走った時には、それほど上った印象が無かったのだが。たぶん、ホテルから佐多岬までの上りの印象が強くて忘れてしまったのだろう。そして再び海抜0mまで降りると、スタート前泊のホテル佐多岬に到着。

この日はBAJ参加者で貸切のようで、ホテルのロビーには、歓迎の横断幕があった。ホテルのチェックインは、一気に大量の参加者がフロントに押し寄せたために、ちょっと時間がかかった。チェックインを済ませてそのまま部屋へ。バイクの到着は、後発のバス便に合わせてなので、目下やることも無い。自走で来てたなら、佐多岬まで走ったりもしただろうに。少々暇をもてあまし、軽く表を散歩するなどして、バイクの到着を待つ。

ホテルは歓迎ムード

ホテルの壁にはたくさんの日本縦断の印が

ホテルの部屋からのオーシャンビュー

数時間後、後発のバス便でさらなる参加者が到着するとともに、鹿児島空港で預けたバイクが到着。トラックから降ろされたバイクを受け取って、ホテルの通路で組み立てた。数十台のバイクが組みたれられ、通路に並べられた様子はいとをかし。ここに並んだバイクの内、幾台のバイクが無事ゴールにたどり着けるのだろうか。

この春に新調したバイク 超ロングのブルベはBAJが初

バイクを組み立てた後は、翌朝に発送する荷物の手続きを済ませる。スタート当日は時間の余裕が無いので、前日のうちに手続きしておくようにというのが主催者の指示。ので、その通りに。持ってきたバッグや、OS-500をBAJフィニッシュ後に後泊する稚内のホテルに発送。ついでに、ホテルの売店で地元の焼酎を買って、こちらは自宅に発送。

大浴場のオープンと同時にお風呂に入り、それからホテル内をぶらぶらしていると、@HORIGON69さん, @eijitomさんが通路に居られたので、明日の情報交換。@eijitomさんが見据える翌日のフェリーは、私の計画の3本くらい前だった。そして、@eijitomさんお手製のBAJフレームバッチを頂く。@HORIGON69さんは佐多岬までバイクで出かける模様。お二方とも気力十分みたい。私は、部屋に戻って休む。

ゆっくり休んで、夕食の時間。ホテルの人が「アルコールはいかがしましょうか？」と尋ねるが、ここで手を上げる人は、あまりおらず。この場にいるのはベテランのランドヌールがほとんどだと思われるが、その人たちをして、BAJを前に安全策を講じている雰囲気だった。食事中、隣の@MuAuanさんとお話をしてみると、やっぱり臼杵からのフェリーが気になる様子。臼杵港5時前発の便でギリギリかなと言ってた。向かいの@zuccha34x27さんは、フィニッシュ後に自走で帰るとか言ってた。

食事中は他にも、主催者から海外からの参加者の紹介などあり。また、ホテルからのはなむけとして、四極踏破証明書の最南端の一枚を頂く。これは幸い。BAJを完走すれば、稚内で最北端の証明書が手に入るはず。となると残りは東西の2枚。この先のツーリングプランの構想が広がった。そして、夕食を終えて部屋に戻る。バイクの準備もお風呂もすでに済ませているので、あとは寝るだけ。全力で休息をとる意気込みで、速やかにベッドイン。イベント前で気は高ぶっていたと思うが、長旅の疲れからか、割とすんなり眠りに落ちた。