2016 Bike Across Japan まとめ

Bike Across Japan

本土最南端の佐多岬から本土最北端の宗谷岬までの2400Km。197時間11分にて完走。

BAJは日本縦断2400Km/9日間と長丁場。普段なら寄り道ポイントを下調べするところなのだが、これまでにルートの大半を走ったことがあり、いまいち新鮮味のあるオプションツアーが浮かばない。また、BAJは一期一会なので、ここは是非とも完走したい。そこで今回は走ることに集中すると決め、あらかじめ走行計画を詳細に立てて、極力それに従って走る方針にした。

走行計画については、BAJはPC間の距離が大体100Km程度に設定されていたため、中間地点の50km前後を目安に休憩ポイントを設定することにした。その方針で立てた計画が以下。

■ 計画(Daily)
日々の走行距離とペースの計画は以下。
走行距離/走行時間（平均時速）
・Day1: 333km/17.0h (ave 19.60km/h) 佐多岬／臼杵
・Day2: 329km/19.0h (ave 17.30km/h) 八幡浜／相生
・Day3: 331km/19.0h (ave 17.46km/h) 相生／加賀
・Day4: 270km/16.0h (ave 16.89km/h) 加賀／柏崎
・Day5: 347km/20.0h (ave 17.36km/h) 柏崎／秋田
・Day6: 174km/11.0h (ave 15.81km/h) 秋田／青森
・Day7: 229km/15.0h (ave 15.25km/h) 函館／小樽
・Day8: 190km/13.0h (ave 14.63km/h) 小樽／苫前
・Day9: 163km/10.0h (ave 16.27km/h) 苫前／宗谷岬

1日目は、4/30 2:40臼杵発のフェリーに乗るために、ave20km/hペース。その後は秋田まで毎日ave17km/h前後。秋田／青森は若干の余裕を持たせ、青森から北海道への移動のトラブルに対するリスクを減らす。そして北海道で3日使うプラン。初日の九州をいかに計画通りに抜けるかが完走の大きな鍵になると考え、3月に根占から臼杵まで試走。また、姫路から大飯に抜ける上りが未知だったので、4月に姫路から敦賀まで試走。それらの試走をもって、計画が実現可能であることを確認。ただし、それはあくまで平常時の話であり、通しで2400Km走ってどうなるかは、実際に走ってみないと分からないことだった。

■ 実績(Daily)
計画に対するフィニッシュ時のマージンとペースの実績は以下。
マージン（平均時速[計画との速度差]）
・Day1: 2:17 (ave 22.1km/h[+2.50km/h]) 佐多岬／臼杵
・Day2: 2:49 (ave 17.8km/h[+0.50km/h]) 八幡浜／相生
・Day3: 0:45 (ave 18.3km/h[+0.84km/h]) 相生／加賀
・Day4:-0:38 (ave 17.1km/h[+0.21km/h]) 加賀／柏崎
・Day5: 0:12 (ave 18.3km/h[+0.94km/h]) 柏崎／秋田
・Day6: 0:27 (ave 18.5km/h[+2.69km/h]) 秋田／青森
・Day7:-0:21 (ave 16.2km/h[+0.95km/h]) 函館／小樽
・Day8: 1:13 (ave 17.0km/h[+2.37km/h]) 小樽／苫前
・Day9: 4:11 (ave 22.7km/h[+6.43km/h]) 苫前／宗谷岬

計画に対し、フィニッシュが遅れたのは、少々多めに寄り道した4,7日目。最もペースが悪かったのは7日目（16.2km/h）。その理由は「明け方の雨」と「他の参加者が落としたお財布を拾うイベント」と「長万部でのかに飯ストップ」だった。ただ、その7日目も計画との速度差は＋であり、ペース的には期間を通じて計画より常に早かった。その結果、ほとんど危なげなく完走。2年前の縦断の時は序盤の1000Kmの途中で大きなピンチがあったのだが、今回はそういったシーンは無かった。