- 2017年12月29日 17:52
- Road
LEL 4日目は、BramptonからLouthまで、約315km。
■4日目 311.4Km・・・実績日時(計画:15.57km/h)[マージン]
8/02 03:57 (23:45) [-4:18] 0862.8km S1 Brampton
8/02 10:09 (05:04) [-5:05] 0945.8km S2 Barnard Castle (停止40m)
8/02 14:54 (09:14) [-5:40] 1013.1km S3 Thirsk (停止2h) PCで仮眠
8/02 20:32 (13:32) [-7:00] 1080.0km S4 Pocklington (停止1h)
8/02 04:15 (19:45) [-9:00] 1176.6km S5 Louth (停止3h25m) PCで仮眠
■ S1~S2(Brampton~Barnard Castle)
目覚まし通り23時過ぎに起きて、出発の準備。昨晩は連泊だったので不要な荷物を片づけないまま出られたのだが、今夜はチェックアウトなので、全ての荷物をパッキング。残りの日程で不要そうな厚手の防寒着などは、ドロップバックに入れて置いていくことにした。そして、締め作業をしているウェイターを呼んで、0時にチェックアウト。
結局、ここのホテル二泊で寝たのは6時間位だったか。
チェックアウト後にPCへと向かう。昨晩と同様にバイクを押して歩いたのだが、PCまでが上り坂で昨晩以上に苦労した。ようやくPCについてチェックイン。
チェックイン後に食事してから、仮眠所へ。昨晩、ホテルでの休息が足りないまま走り出しところで眠気が取れずに苦労したので、ここはPCで重ね寝して行く作戦をとった。ここの仮眠所はPCの建物から遠くて分かりにくく、たどり着くまでちょっと彷徨って時間を浪費してしまった。仮眠後にPCに戻って再び食事し、ドロップバックを返却して、4時に出発。まだ暗かった。
この区間は、昨日景色を楽しんだ峠を、逆から再び越えることになる。緩やかな上りが結構な距離に渡って続くプロフィールは、意識の中に織り込み済み。幸い雨も降っておらず、夜明け前は風も弱いので、焦らずにのんびり走る。
ほどなくして夜明け。雲が多めではあったが、LELをスタートしてから初めてみた日の出に心が躍った。
ゆるゆると続く上りをさらに走る。
ALSTONの街。早朝のALSTON。
朝早くから街中のお店が開いていたので、これからさらに続く上りの前に一休憩。ALSTONの休憩所は復路でもパス。
ALSTONの街を出るところで、石畳の激坂。
ALSTONの街の後は、昨日景色に見とれた峠を、逆から上る。ピークまでずっとゆるゆるとした上り。標高はそれほど高くないのだが、不思議と周りに木がほとんど生えていない。そのため遠くまで広々と見通せる。風が強くて木が生えないのかな? 秋田の寒風山に似てるかもと思って調べてみたら、寒風山は定期的に芝刈りしているみたい。
遠くに、参加者が連なって上っているのが見えたので、最大望遠で撮影。
それからしばらくは景色が良いところでなので、悔いの無いように、時間を気にせず写真を撮りながらゆっくり上った。
以上、ピーク付近まで。
ピークまであと少しというところで、コース脇に車を止めてコーヒーをふるまっている人がいた。PBPだとあちこちにこういった私設エイドがあるけど、LELではここくらいだったかな。
そこからもう少し上ってピークまで。
ようやく昨日から続いたアップダウンセクションが終了し、ほっと一息。
あとはBarnard Castleまで下り。
下りの途中、道路工事時の片側交互通行の信号が赤で停止。青になるのを待っていたら、後続のライダー達は信号を気にすることもなく、「車は来てないぞ」と叫んで、そのまま突破していく。そういうもんかと、郷に入っては従うこととし、私も通過。
下って街に入ると、崩れた城壁みたいなのが見えた。それがBarnard Castleだったっぽい。また、PCの直前に立派なミュージアムがあったので、撮影。そしてPC着。
信号待ちの間に撮影。
PC手前のミュージアム
Barnard CastleのPC
■ S2~S3(Barnard Castle~Thirsk)
Thirskまでは一応下り基調だったのだが、風向きの悪さで相殺されてしまい、ほとんど恩恵なし。疲れもあってタイムを稼げず、計画に対してイーブン。1000Kmオーバーのイベントだと、経験上、疲れのピークは3日目か4日目あたりに来る。その後は疲労が抜けて力が出るようになり、かつ、制限緩和もあって楽になる。今回は、疲れが4日目まで残った。3日目がきつくて、かつ、睡眠も不足していたので、疲れが抜けるのが遅れたのかもしれない。この区間は迂回あり、往路の迂回路を逆から迂回。往路で渡った道路を横切る川は、今度は道路脇の歩行者用の橋を渡った。
くたくたでThirskのPCに到着し、バイクと止めてチェックインしようとコントロールに向かおうとしたら、強風に煽られてバイクが倒れた。止めるときに、風に負けないように結構傾けて止めたのだが、負けてしまった。荷物をたくさん積んでいて重いので、倒れた時の衝撃が心配。右に倒れたので、前後のディレイラーをチェックしたが、大丈夫みたいで一安心。なおこの時に右のレバーが曲がったのだが、それに気づいたのはここから走り出した後。
PCでの補給後、昼間だったが疲れを感じていたので、少し仮眠。起きて出発の準備をする時、足首に巻いていたモンベルのリフレクタが見当たらない。PCの入り口でシューズを脱ぐときに外した記憶があり、そこに置き忘れたと思われる。そこで入り口に探しに戻ったところ、入り口のコントロールの机の上に置いてあったので、自分のものだと伝えて引き取った。
■ S3~S4(Thirsk~Pocklington)
走り出して数Kmで、先に書いた通り、右のレバーが内側に曲がっていることに気付く。走りながら、ThiskのPCに戻って直してもらうかどうか考える。レバーは曲がってはいるもののグラついてはおらず、軽く操作してみてブレーキもシフトも問題なくできたので、この先のどこかのPCで見てもらう方針にした。次のPCのPocklingtonは比較的大き目のところで、たしかメンテエリアがあったような気がした。
コース脇に目をひくお屋敷があった。Newburgh Priory Estateというところらしい。
Pocklingtonまでは軽い丘越え。
丘を上っては撮影。
また、真っ直ぐに伸びるアップダウンの景色が良かったところ。
往路では気づかなかった、湖の先に見える城。あれがCastle Howardかな。
そうこうしているうちに日が落ちてきた。雲が晴れていたので夕日を期待したのだが、地平線付近に少々雲が多くて、見えなかった。
PocklingtonのPCに到着して、最後のドロップバック。往路はここで仮眠したが、復路は次のLouthかその次のSpaldingまで行って残りの距離を減らしておく計画。予定では、13:30にはここに着いている予定だったのだが、遅れに遅れて20:30。それでもまだ余力はあったのでこのまま計画通り先へと進む。念のため、ボトルに眠気覚ましのコーヒーを仕込む。補給していると@KT500000さんと会ったので少し話す。そして、最後のドロップバックを返却し、PCを出た。
出発前に、入り口脇のメンテコーナーにバイクを持っていき、曲がったレバーを直してもらう。つたない英語で、バイクが倒れてレバーが曲がった旨を伝え、メンテをお願いした。すると、シマノのレバーは星形レンチなのだが、ボランティアの人は普通の六角で絞めてた。少々不安を感じたが、まぁ、締まったっぽいので良しとした。というか、六角で絞められるのであれば、自分でも直せたかもと思ったが、携帯工具では長さが足りないかもしれないな。というようなことを思いつつ、お礼を述べてスタート。
■ S4~S5(Pocklington~Louth)
Pocklingtonを出た時には既に夜。
Louthに向かう途中のハンバー橋は往路と同じく夜間の通過。どうせなら明るいうちに渡りたかった。
往路では橋から降りる際にルートを見失って橋の下の公園の芝生を突っ切ったが、帰りはスムーズにルートをトレース。橋の上りはじめで、周りにルートを見失ったらしき参加者を見た。橋の上で停車して街の明かりを撮影していると、数人のライダーに追い抜かれた。再び走り出すとすぐに追いついて、前が詰まってしまった。無理に追い抜くのも危ないので、ゆっくり付いて橋を渡り、下りたところでパス。
それから街中を走っていると、前から数人の参加者が反対から走ってきた。不審に思いつつもそのまま進むと、後から追い付いてきて、何をか問いかけてきた。話を聞いてみると「あなたのGPSは大丈夫か?」ということらしい。確かに、少し前からEdge1000が変なルートを指していたので、Etrekの方を見て走っていた。 そういえばLELの直前のルート変更で修正版のルートデータが公開されていたが、機種によっては表示がおかしくなるらしいという話があったことを思い出した。で、Etrekの方は大丈夫だと答えたところ、彼は「私のGPSはルート表示はおかしい。」と言う。そこで、往路のルートを表示してトレースバックすればよいと提案してみた。ところが、消化したルートは消してしまっているらしく、往路のルートはもうないとのこと。私なら、誤って消してしまうのを恐れてフィニッシュする前にルートを消すということはしないので、少々驚いた。結局、「付いていくから先導して欲しい。」ということになった。
計画から遅れているのでできれば先を急ぎたいところだったが、まぁ仕方ないかということで、一緒に走った。走りながら話してみると、フィリピンから来たとのこと。東南アジアからの参加と聞くと、前回のPBPでタイからの参加者の多くが寒さでDNFしたという話を聞いていたので、この人たちは寒くないのかなと思った。ふと気づくと、後ろが離れている。見通しが良い区間だったので、多少離れてもリアライトが見えるので大丈夫だろうとそのまま走り、分岐が来たら止まって少し待つ。
そんな中で、小雨が降ってきた。しばらくそのまま走ったが、雨足が本格的に強まってきて止む気配なし。やむなくレインウェアを着るために止まれそうな場所を探ったが、見通しが良すぎて、雨を凌げるようなところもバイクを立てかけられそうなところもなし。しばらく走って分岐に標識の柱を見つけて、そこにバイクを立てかけ、雨に打たれながらレインウェアを羽織った。その最中、先ほどのフィリピンからの参加者達が通過していった。寒さは大丈夫なのかなと再び思った。
そこから1~2時間は本格的な雨天走行。ここがLELで最も雨に打たれたエリア。周りに街の明かりもなく、真っ暗の中で濡れながら走るストレスをただただ我慢。幸い、不思議とシューズへの浸水は少なかった。モンベルのレインシューズカバーに加えて、シューズの底のSPDの穴をガムテープでガッチリ塞いでおいたのが良かったのかもしれない。また、心なしか、路面からの跳ねあげも少なかった気がする。荒い舗装で雨水が抜けるのかもしれない。
その後徐々に雨脚は弱まり、やがて止んだ。丘の上を走りながら左手側に街の明かりが見えて、夜空の雲がうっすらと照らされているのが見えた。その影が軽そうに見えて、ようやく雨雲が抜けたことを感じ、ホッとした。
Louthまであと少しというところだったが、かなりの疲れを感じていたので休めるところを探す。Binbrookの小学校で”London”,”Edinburgh”と書いてあった気がしたので、もしかしたらLELの休憩ポイントでもあるのかもと思い、入ってみたが何もなかった。それから、少し先の住宅地で屋根つきのバス停を見つけた。
椅子に座って目をつむり、10分休憩。
それからLouthまでもうひと頑張り。雨が上がってからしばらく走ってきて、レインウェアはほぼ乾いていた。ここで脱ぐかどうかの判断。とりあえず、レインウェアを着たまま走っても蒸れるほどではなし。むしろここで脱ぐと風にあたって体が冷えてしまう気がしたので、PCについてから脱ぐことにした。Louthまでは、先ほどまで感じていた疲れもなく走れた。休憩の効果もあっただろうが、雨が上がってストレスとともに疲労感からも多少は解放された感じだった。
LouthのPCに到着。時間的にも疲労的にも休むべき所だったので、4日目はここで寝ることにした。コントロールでチェックインして補給した後、向かった仮眠所は割と遠かった。そして仮眠したい旨を伝えると、あらかじめコントロールでBookingが必要とかで、そのまま仮眠所に入れなかった。仕方なくコントロールへ行ってBokkingしてから再び戻り、ようやく仮眠所へ。まだレインウェアを着たままだったが、このまま寝た方が保温的にちょうど良い気がしたので、脱がずに寝ることにした。レインウェアは乾いていたので、毛布を濡らしてしまうこともなし。夜が明けてから再出発することにして、2時間後にタイマーをセットして、就寝。
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