- 2018年8月25日 11:55
- Road
3日目は、函館から寿都までの334km。
函館からは渡島半島を回って追分ソーランライン。初めての好天、膝の具合を看ながら、イーブンペース。
・3日目 334.0km・・・実績日時(計画:18.6km/h)[マージン]
8/12 00:42 (01:00) [ 0:18] 0629.0km スマイルホテル函館
8/12 02:59 (03:30) [ 0:31] 0675.5km ローソン 知内店
8/12 05:19 (05:29) [ 0:10] 0712.2km photo check 02 「白神岬石碑」
8/12 06:04 (06:10) [ 0:06] 0724.7km ローソン 松前建石店
8/12 09:11 (09:05) [-0:06] 0779.0km ローソン 上ノ国大留店
8/12 11:21 (11:32) [ 0:11] 0824.5km セイコーマート 熊石店
8/12 12:36 (12:37) [ 0:01] 0844.4km photo check 03 「久遠郵便局」
8/12 99:99 (12:55) [ 9:99] 0850.0km セイコーマート 大成店 スキップ
8/12 14:07 (14:13) [ 0:06] 0874.1km PC03 ローソン 北檜山店
8/12 16:16 (16:53) [ 0:37] 0923.5km セイコーマート 島牧店
8/12 18:07 (18:45) [ 0:38] 0958.3km セイコーマート 歌棄店(フィニッシュ時補給)
8/12 18:38 (19:00) [ 0:22] 0963.0km ペンションメロー
■スタート
起床。起きてすぐに洗濯しておいたウェアを乾燥機にかけてから、出発の準備。食事や荷物の梱包などしているとすぐに乾燥完了時間になるので、頃合いを見てランドリーコーナーに行ってウェアを回収。まだ乾燥機の熱が残っているウェアを着ると、準備完了。この日は雨の心配がなく、また路面も濡れてないので、シューズカバーも含めてレイン装備は一切身につけず。ドロップバッグを返送してチェックアウト。今日はレイン装備は不要だが、昨日雨は降ったので、チェーンにオイルの注油はした。
昨夜の目論見から少し遅れてスタート。ドライのウェアでは少し冷えるかもと思っていたが、少々湿度が高く、まだ昨日の熱が残っている感じで平気だった。昨日痛めた膝は、休息をとったことでいったん落ち着いていた。
■函館->福島->白神岬
人も少ない深夜の函館を走っていると、コース左手に見えたのはラッキーピエロ。どうやらまだ営業してるらしく、ずいぶん遅くまで開いているのだなと思った。調べてみたら、土曜は深夜1:30まで営業してるみたい。ラッキーピエロは、函館で食べてみたいお店。一瞬迷ったが、出発前に十分食べたし時間をロスしたくなかったので、ここもまたスキップ。
函館から北斗に入ってしばらく走っていると、車線が減って一車線になり、さらに北斗の市街地も抜けて辺りは寂しくなった。静かな海岸道路を、左手の函館湾の先に函館山っぽいものを望みつつ走行。すると、こんな夜中でも走っている車がいて、背後からライトが近づいてきた。ドライバーの方もまさかこんな時間に走っている自転車がいるとは思ってないはずなので、こんな時こそ背後を何度も振り返って車の動きをチェックした。丘越えに入る手前の知内のローソンでいったん休憩。明け方に入って眠くなる前にコーヒー飲んで眠気ざまし。
知内から福島への丘越えは、勾配は緩いのだけれど妙に長かった。途中に青函トンネルの北海道側の出口がある。2012年の東北1700の時に青森側の出口を見たので、せっかくだからと、ちょっとコースから外れて近くまで見に行った。ただ、トンネル下は舗装工事中で入れず、そもそも街灯もないので真っ暗で何も見えず。ルート上の展望所から遠くに見える小さな出口が光って見えるだけだった。まぁ一応は「両出口を見た」ということで満足しておいた。
この辺でまた膝が痛くなり、続く上りをペースを落としてゆっくり上っているうちに明るくなった。丘のピークを越えた先は急勾配の下りであっという間に海抜0m。明け方少し冷えたので、千代の富士記念館の隣の道の駅で暖かいコーヒーとトイレ休憩。ゴミ箱は道の駅内の大きなバス待合所の中にあり、中で数人寝てた。道の駅にオートバイが停めてあったので、おそらくその持ち主。そっと入って空き缶を捨てた。
福島町の千代の富士記念館。世代的には、横綱と言えば千代の富士。
渡島半島の東の海岸線は、昨日走った亀田半島とそっくり。この辺は福島町のはずれ。
福島町の先、白神岬までの海岸線。
それからすぐにPC2、北海道最南端の白神岬に到着。計画からの貯金はわずか10分。スタートしてからここまでのコースプロフィール的には楽なのだが、思いのほか貯金が増えてなかった。だが、膝の調子が良くないので、今日はイーブンで行ければ良いと考え頑張らない方針で。
■白神岬->松前
白神岬を回って、松前までの海岸線の景色は先ほどまでと変わらず。
松前手前でちょくちょくある旧松前線の橋桁。昔は函館とつながってたらしい。残ってたら函館ベースで輪行で回れるのに。
松前ではコース右手に松前城。ルート上からお城を撮影。そのうち時間をかけて見てみたいが、函館から100Kmあるので結構遠いな。来るときは松前か、知内の温泉旅館あたりで一泊かな。
計画休憩ポイントの松前のローソンにほぼ6時ジャストに到着。事前の調査ではここは24時間営業だったのだが、つい最近に営業開始が6時からに変更になったらしい。ハイペースで来てたら開いてなかったところ。まぁ、この先に5時から空いてるセイコマがあるのでその時はその時だったが。
■松前->江差->八雲
追分ソーランラインは、江差の手前辺りまでは、山肌のへりを通したようなルート。景色は良かったがけっこうアップダウンがあった。事前にルートをチェックしたとろこで、道路が海岸線からほんの少しだが離れていたので、まぁそんな感じなんだろうなと予想はしてた。勾配はそれほどきつくはないものの、標高50m~100m辺りの間を上っては降りての繰り返し。膝の調子がいまいちでペースは上がらず。ダンシングも控えて体をほぐせず。我慢の走りだったが、初めて走るルートで景色は楽しめた。
景色は良くて目に優しい。
が、アップダウンが続いて脚には厳しい。
松前から続いたアップダウンは、上ノ国町辺りで終わり。
ルートが海抜0m近くで安定して走りやすくなったところで、上ノ国町の手前で小さな丘越え。丘を上ったところに、道の駅上ノ国もんじゅがあったのでトイレ休憩に寄ろうかと思ったが、ルートからちょっと下りねばならなかったのでパス。この先の上ノ国町でコンビニ休憩の予定だったので、そこで済ますことにした。
町中に入って最初にあったセイコマを、参加者が休んでいるのを横目に見て、スルー。ほどなく予定していた次のローソン上ノ国大留店。ここでトイレと補給を済ませてリスタート。
江差辺りまで来ると、先ほどまでの秘境感はなくなって、町の景色は多くなる。
江差港に停泊しているのは、復元された開陽丸。
バイパスみたいな道路で乙部町へ。車どおりは増えたが、路肩が広いので問題なし。
乙部町、地層の模様に迫力がある館ノ岬。
地層は、岬の先もしばらく続いてた。
八雲町熊石のセイコマで休憩。八雲町は太平洋側は何度か走ったことがあって馴染みがあるが、日本海側に来るのは初めて。太平洋からひと山越えてこちらの日本海側も同じ町というのに物珍しさを感じたところ。調べたら、二つの海に面した町は八雲町が日本で唯一らしい。どうりで。
お祭り。長いブルべは連休に開催されることが多いので、割とよくお祭りに重なる、気がする。
■八雲->せたな
八雲の先は平坦で、海沿いに千畳敷のような広い岩場や奇岩が見られて、良い景色だった。ただ、西風が強くて、進行方向的に少々向かい風。
親子熊岩。小熊が親熊に甘えているように見える、かな。
海岸線にそそり立つ奇岩。
BAJで走った笹川流れを思いおこして、一枚。あの時も、ちょうど膝の調子が一番落ち込んだ日だったな。
海の向こうに奥尻島。しばらく前から海の向こうに島が見えいて、気になってスマホのマップで調べた。ここ最近、離島ツーリングに嵌り出しているので気になる。江差か瀬棚から渡れるみたい。いずれ行ってみたい。
photo check 03の手前。朝から曇りがちだった空も晴れて、景色は鮮やかになったのだけれど、気温がぐっと上がって暑かった。
西風と暑さの中で、photo check 03到着。Photo Checkの先は、尾花岬は通行止めということで、ここからUターン。尾花岬は北海道の最西端ということで、AH2400の当初のルートなら北海道の東西南北の端をすべて回れた。この通行止めは残念。
やむなく戻る。
■せたな->島牧->寿都
再び国道229に戻って、迂回路を北上。背後からの日差しが強くて、首筋が暑い。背中のポケットにチョコを入れているのだが、たぶん紫外線で溶けてしまうだろう。今夜は、形が崩れたチョコの始末をすることになりそうだなと。
スタート前日のミーティングでここの迂回路はちょっと上ると聞いていて、残りの水の量が気になりもしたが、上りはそれほどのことはなくすぐ終わった。そこから緩い下りを下っていくのだが、強い向かい風で下りにしてはスピードの乗りがいまいち。そんな不満を抱きつつ、北檜山のPC3に到着。
入店後、いつも通りまずはトイレへと向かったのだが、大行列。この行列を待つのだったら、手前にセイコマがあったので、そっちに戻って済ませた方が早いかもしれないと考えた。が、風が強いので、戻りは追い風で良いのだが、そこからまた向かい風に逆らって戻ってくるのは、ちょっと嫌。それでもと、飲み物だけ買ってレシート取得して戻ってきたら、一気に列が減ってたので、そのまま列に並んだ。
列の私の前に並んでいたのは、私が入店する前からトイレ待ちの列に前に並んでいた参加者の方。列に並びながらご挨拶。後でお名前をお聞きしたところで、関西のM氏。M氏とは、この後の増毛辺りまで何度かPCで重なり、お話をさせて頂いた。私が次の日から暫く近畿のジャージで走っていたので、気にかけて頂いたみたい。無事トイレをすませて改めて買いものし、それらを補給して出発。
藻岩岬のあたり。ホッケ釣りの人気スポットらしい。下のトンネルとのスケール差のとおり、かなりの大きさ。岬の先まで行こうとすると、結構時間がかかるようだ。
尾花岬を迂回したので、藻岩岬の先がAH2400で最も西のポイントになる。ここまでのルートは基本的に西寄りで、この日は日中、ずっと西寄りの強い風に苦しめられてきた。せたなから島牧へのトンネルを抜けると、進行方向が大きく東寄りに変わり、今度は追い風になって走りやすくなった。海岸線は風も強く、軽く踏んでも30後半。そのまま一気に島牧の町へ。
島牧のセイコマで軽く休憩。休憩中に町中をパトロールしている警察車両を見た。後で知ったところで、このところ熊が出没しているので、その警戒だったらしい。16時を回って若干日が傾いてきた。この日の宿はこの先の寿都なので、先を急いですぐ出発。
寿都に入って弁慶岬を回り、寿都の市街地へ。ちょっとコースを逸れて、坂を下って、みなとまーれ寿都でまたトイレ。寿都はこの日の中では比較的大きい町だった。この辺に幾つか民宿があったが、私が取った宿はもう少し先の歌棄。道の駅から海沿いを走ってもルートに復帰できるが、ルール通りに坂を上ってコースに復帰。
市街地を抜けて再び海沿いに出ると、左手の海抜0mに風力発電の風車が見えた。寿都は「だし風」という強い風が吹き、自治体として全国で最初に風力発電を設置した町とのこと。
風力発電を見ながら左手に見ながら、寿都湾とぐるっと回る。近くにある「寿都温泉ゆべつのゆ」という宿泊できる温泉施設があるが、そこはコテージ型の宿泊施設だったのでこの日の宿の選択肢から外れた。
この辺でいったん黒松町に入った。黒松町はBAJの時にだいぶ離れたところを通過した気がしたので、「こんなところで黒松町?」とちょっと驚く。そんな黒松町はほんの少しかすった程度で、すぐに歌棄。
歌棄に入ってすぐのセイコマに立ち寄る。今日の宿はこの先のペンションで、まだちょっと距離があるが、この先にコンビニがないので、夕食と朝食を買い込む。スタートしてから3日目でまだお通じが無いので、紙パック牛乳1ℓを買って一気のみ。宿までの間にお腹下したらどうしようかと思ったが、幸い大丈夫だった。食べ物を買い込んで割と重いコンビニの袋を左手でぶら下げて、バランスを取りながら移動。
宿まで残り数キロはゆっくり慎重に。日の入り間近で、もうだいぶ暗くなっていた。この日、昼間は晴れていたのだが、もう空の大部分は雲に覆われてきていて、夕日は望めなかった。短い時間、雲の合間から微かに夕日が出たが、もうちょっと見えたら写真撮ろうかと機会を窺っているうちに日は沈んでしまった。宿までの間に何件か食堂があるので、宿に入る前に食事しようかとも思っていたのだが、すでに開いているお店はなかった。
■フィニッシュ
18時半過ぎにこの日の宿のペンションに到着。コンビニから約6km、ゆっくり走って時間がかかって辺りは真っ暗。コンビニ袋に長時間圧迫されて手が痛くなった。自転車はペンションの物置に入れさせてもらった。
このペンションには自転車で来る人も結構いるようで、オーナーのご夫婦からいろいろ話を聞いた。それでも私がこの日、函館から松前回ってここまで来たと言ったら、さすがにこれまで聞いたことない距離だったみたい。
「今、9日で北海道を一周するイベントに出ていて、この後、0時にチェックアウトする。」と伝え「これからお風呂に入ってすぐに寝る。」と話した。するとオーナーが、「他に家族連れの客が来るのでうるさくなるかもしれない。」と、山場の4日目を前に、不吉なニュース。まぁ、疲れているから少々うるさくても眠れるだろ、と思ってた。
風呂。家族風呂とはいえ、広めのお風呂でゆったり入れた。風呂から上がって、先のコンビニで買った食べ物を補給。洗濯はスキップ。洗濯機はあったが乾燥機がなかった。まぁ、今日は時間がないので、もとよりそのつもり。初日から来てたサンジェのジャージはここでフィニッシュ。最低限の今日の後始末と明日の準備をして、速やかにベッドに入った。
だが、この日はすぐには眠りに落ちなかった。うとうとしてたら家族連れの客が来て、子供がはしゃいで割と騒がしく、なかなか寝付けなかった。もう少し静かにしてもらうように頼もうかと思ったが、先方の楽しい旅行の思い出に水を差すのも悪いかと思って控えた。翌4日目にあれほど天候が悪くなるとは予想してなかったので耐えたが、もし知ってたらちょっと抗議したかもしれない。
就寝というほどの意識の落ち込みが無いまま、3日目フィニッシュ。
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