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Around Hokkaido 2400 Day 4

  • Posted by: rp-taki
  • 2018年8月25日 11:55
  • Road

4日目は、寿都から増毛までの327km。
難所が続く前半の山場に、あいにくの雨。距離半分で、予定に対して初めての借金。

・4日目 327.0km・・・実績日時(計画:17.2km/h)[マージン]
8/12 23:52 (00:00) [ 0:08] 0963.0km ペンションメロー
8/13 99:99 (02:08) [ 9:99] 0999.7km ローソン 蘭越店 スキップ
8/13 02:58 (02:08) [-0:50] 0999.7km photo check 04 「新見温泉入り口」看板
8/13 04:37 (03:48) [-0:49] 1028.3km ローソン 岩内泊店
8/13 07:23 (06:42) [-0:41] 1078.2km photo check 05 「野塚郵便局」
8/13 08:40 (07:58) [-0:42] 1100.0km セイコーマート ふるびら店
8/13 10:57 (10:26) [-0:31] 1142.5km セブンイレブン 小樽朝里3丁目店
8/13 12:49 (12:09) [-0:40] 1172.1km PC04 ファミリーマート 知事公館前店
8/13 15:54 (15:00) [-0:54] 1221.2km セイコーマート 厚田店
8/13 99:99 (16:42) [ 9:99] 1250.4km セイコーマート 浜益店 スキップ
8/13 19:27 (99:99) [ 9:99] 9999.9km セブンイレブン 増毛町店 計画外
8/13 19:54 (19:00) [-0:54] 1290.0km オーベルジュましけ

■スタート

23時過ぎに起床。別室の家族連れの宿泊客が騒がしかったが、すこしは眠りに落ちた感じ。多少疲れが残っている感はあったが、今回のAH2400は今日が山場と考えていたので、強引に気を引き締めた。コンビニで買っておいた補給食を食べた後、AH2400をスタートしてから最初のお通じ。昨日大量に飲んだ牛乳の効果が出たかな。昨夜は洗濯をスキップしたのでここでウェアを交換。初日から来てたサンジェのジャージから近畿のジャージにスイッチ。

まとめた荷物を抱えて、1階へと降りてチェックアウトへ。1階のフロアでペンションの主人がテレビを見ていた。チェックインした時に0時頃にチェックアウトすると伝えておいたので、待機してくれていたのだと思う。ペンションの主人に「休めましたか?」と聞かれたが、正直に、少々騒がしくてあまりよく眠れなかったと答えた。

この後の行先を聞かれたので、積丹半島ををぐるっと回っていくと答えると、主人いわくこの先の海沿いはトンネルが多いので気を付けてとのこと。トンネルは通らずに、いったん内に入ってニセコを越えていくと伝えると、主人は国道5号で走っていくと思ったみたい。新見温泉を通って山を越えてから岩内に抜ける言ったら驚いてた。

主人にご挨拶してチェックアウト。

P8130411.JPG

ガレージの扉を開けて中に入り、停めておいたバイクに荷物を再装着。日が変わる頃に出発。

出発前にペンションの外観の写真を撮っていたら、ぽつぽつと雨が降り始めた。昨晩寝る前の予報では雨が降るのは午後からの予定だったので、この時間での雨は予想外。しかし、これから湿度の高い夜間に海沿いを走り、それから標高を上げて峠を越えることを考えると、予報は予報として高い確率で雨に降られそう。ここでその覚悟はした。

■寿都->蘭越->新見温泉

ペンションにつながる坂を下って歌棄の漁協前でルートの国道に復帰。真夜中で車どおりは無く、黒い日本海を左手に見ながら北上するとすぐに蘭越に入って、尻別川手前でトンネル抜けると、ちょっとした住宅に囲まれた交差点。ここは、スタート前日のミーティングの時に、この先の橋を渡ってから曲がるのが正しいルートと注意があった。ここで曲がると蘭越の市街地でそのままコンビニに寄れる。あまり距離は変わらなそうなのでそっちの方が良いんじゃないかと思った。正規ルートはこの先で無駄な丘越えもあったし。

ここは、きちんと正規ルートで橋を渡り、蘭越へと折れる前にすぐ先の道の駅シェルプラザ・港に立ち寄る。トイレと手持ちの補給食と自販機のコーヒーで休憩。スタートから小雨程度だったのだが、ここで本格的に雨が降り出してきた。その雨が凌げる道の駅の入り口に、テントあり。この道の駅は屋根が少ない構造で、入り口ギリギリにテントが張られていた。ここで待ってても雨が止むことは期待できないので、レインウェアを羽織って出発。

尻別川沿いにゆるゆると上り。ここで踏んでも速度は伸びないし、レインウェアを着てて汗冷えしたくないので、ゆっくり進む。しかし低負荷すぎで、あまり眠れていないこともあってか、むしろ眠気がやってくる。丘を上った先の十字路脇の商店に自販機があったので、ここで再びコーヒー休憩。

再びゆるゆると上って行くと、左折で新見温泉の道路案内がある十字路に差し掛かった。確かにGPSではそちらの方が正規ルートよりも近そうに見えたが、やはりきちんと正規ルートで直進。すると十字路を過ぎてすぐ、せっかく上ってきたのに100m程下ってしまって、恨めしく思う。


後で調べたら、先ほどの十字路で曲がっていれば、そのまま無駄なく上っていけたみたい。

この先は尻別川を渡ると蘭越市街地だが、その手前の県道268号との交差点が新見温泉への入口で、ここで県道268号に折れるのが今回のルート。次のフォトポイントが「新見温泉入口」ということだったので、GPSでこの辺りにフォトチェックをマークしていた。

P8130413.JPG

誤まってマークしていたポイント。辺りにフォトポイントらしきものは見当たらず、距離もキューシートに比べてだいぶ短いので、フォトポイントはこの先と判断して、先に進むことにした。その県道268号から本格的な上り。計画ではここでいったんルートをそれて市街地のコンビニに寄るつもりだったが、エネルギーは足りてる感じだし補給食にも余裕があったでスキップ。そのまま新見温泉に向けて上り始め。

その新見温泉は現在閉業中とのこと。調べたら、2016年に閉業して、2017年にいったん営業を再開して、また閉業したらしい。そういうことなので、新見温泉への上りは細くきつくて荒れた道路を想像していた。ところが走ってみると意外と走りやすい。勾配はそこそこで劇坂というほどでもなく、道路も幅があって路面もわりときれい。道路わきに乱立する固定式視線誘導柱にフロントライトの光が反射して賑やかで寂しくない。

雨はそこそこ降っていたが雨粒が小さく我慢できる程度で、二日目の苫小牧から支笏湖への上りと似たようなコンディション。ストレスよりも高揚感がわずかに勝って気分は悪くない。膝の状態も、ここしばらく抑えて走ってきたことで回復してきているようで、腰を上げると若干の違和感はあったがさほど問題はなかった。ここの上りが心配だったので、一安心。

次のフォトチェックに向けて上ってはいるものの、ポイントを誤ってGPSにマークしていたので、正しい位置がわからない。ここまででサイコンの距離にも誤差ができていたので、距離でも測れず。スタート前のミーティングで、「もしかすると、フォトチェックの新見温泉の看板は撤去されているかもしれない。」とのことだったので、すでに通過してしまったのではないかと心配になる。

P8130415.JPG

「看板が撤去されていたら、周辺でそれとわかるような写真をとればOK。」と言われていたので、それらしい写真を撮影。それらしいといっても、あたりには何もなく、場所を示すものはこんなものだけだった。

上るにつれて若干雨が強まる。サイコンの距離がキューシートに書かれたフォトチェックポイントの距離を過ぎても、それらしいものは現れず。探しようにも辺りには何もないのでそのまま走り続けると、右手から道路の合流あり。フォトポイントはたしか左手だったので、違うだろうなと思いながら行ってみると、やっぱり違う。さらに進むとすぐに、左手にそれらしい建物が見えてきた。

P8130418.JPG

フォトポイントの新見温泉入口は真っ暗。コンデジでフラッシュを調整しつつ数枚撮影。ゴール後のチェックで簡単に出せる様にスマホでも撮影。雨は降り続いていたが、非防水のiPhone SEでも気にせず撮影することはできる程度の雨量。ここで通過時刻メモのためにinstaへポストしたいところだが、圏外だったのでスキップ。撮影後、手持ちの補給食を軽く食べて出発。

■新見温泉->岩内

フォトチェックからはちょっと道が細くなり、左右を木に覆われたつづら折りで、少々淋しい感じ。GPSではつづら折りの先に町の境が見えて、そろそろピークの予感。
ピーク手前でつづら折りを終えると上空が開けた。GPSに表示されているピークの前後のルートのラインが真っ直ぐなのでトンネルを予感したのだが、前方にはトンネルになりそうな山はなく、変だなと思いながらピークへ。

P8130420.JPG

ピークはトンネルではなくただの直線道路だった。真っ直ぐ入ってそのまま真っ直ぐ降りる峠でもの珍しさあり。ここもやはり圏外で、すぐに出発。

山場と考えていた4日目のまずは最初の山場を越えた。下った先の岩内のコンビニで休憩を予定していて、一仕事終えた感。下りは道路も走りやすく、雨もそれほどではなかったので、少々冷えたが気分よく下り。速度が乗ると寒いので抑え目で。明るかったら景色が良いのかもしれないが、暗くて景色は見えなかった。

約15Kmで700m下って岩内。岩内の町に入ると明るくなって雨も止んだ。予定通りローソン岩内泊店で休憩。イートインでカップラーメンを食べて温まる。ずっと下ってきて体が冷えて、海抜0mでも明け方は少々寒かった。北海道のコンビニは夜間もイートインを使わせてくれるのでありがたい。ラーメンを食べながらTLをチェックしてみると、昨夜、島牧で熊出没による夜間走行自粛要請があったみたい。ペンションの主人はそんなこと露ほども言ってなかったので、島牧近辺に限ったことなのだろう。計画の中には島牧で宿泊する案もあったのだが、できるだけ先にと寿都まで距離を伸ばしておいたのが幸いだった。

■岩内->積丹半島->余市->小樽

食事を終えて再出発。ここでレインウェアを脱ぐかどうか迷ったが、路面がまだ十分に乾いていないので、跳ね上げ防止も考えてそのまま出た。すると、ちょっと走ると暖かくなってきてレインウェアを着てるとつらくなってきた。もう夜が明けたので、このまま湿度が下がって、昼過ぎまでは天気予報の通りに雨はないだろうと判断。泊町の中学校の向かいのバス停をお借りしてレインウェアを脱いだ。

ところが積丹半島をぐるりと回るルート上では、冷たい空気に強めの風と、山肌に張り付いた低い雲が怪しげな気配。時折ぱらぱらと雨が降って不安になったが、幸いここでは本格的に降ってくることはなかった。体が冷えて川白岬手前でトイレ休憩。

P8130430.JPG

神威岬の手前で久々に他の参加者と出会う。参加者と会うのは昨日の北檜山のPC以来。近畿ジャージを着てたためか、他にも近畿の方が先行してると教えられた。神威岬の手前でトンネルを緩く上ると神威岬のゲート。せっかくなので神威岬に寄ろうかと思ったが、ゲートの先に見える道路は激坂だった。加えて、そもそもゲートがまだ開いてなかったので断念。ゲートの前にはオープン待ちの車が数台止まってた。

それから野塚までの海岸には大量のテントが所狭しと並んでいて、沿道にはキャンパーたちの車が多数。どうやらそういうスポットらしかった。札幌からも近いし、この辺はビーチリゾートにちょうど良いのかもしれない。

P8130435.JPG

フォトポイントの野塚郵便局を撮影。先ほど会った参加者の方がちょうど出るところだった。写真を撮影していると地元のお爺さんが道路わきから出てきて、どこから来たのかと尋ねられた。寿都からと答えたところで、お爺さんはあっさりとどこかへ行ってしまった。てっきり話が続くのかと思ったので拍子抜け。まぁ、あまり引き止められても困るので、良し。

ふとペダルを見たら、連日の雨の影響で表面の錆が浮いてた。

美国までは、いったん海岸線を離れて、丘越え。だらだらと上って、GPS上で再び海岸線に下りる半分を過ぎても、一向に上りが終わらない。結構な高さまで上ったので、いつまで上りが続いてどうやって下るのかと気になってきた。結局、上りは美国の海岸線の直前まで続き、終わったかと思ったら一気に下り。対向車線から親子連れらしきペアが自転車で上ってきて、逆から上るのは辛そうだと思った。

美国町では「神威鶴」推し。町のいたるところに広告あり。ほぼすべての電柱に神威鶴の広告があって非常に気になった。広告主がセイコマ美国店だったので、セイコマにちょっと寄って行こうかなと思ったが、コンビニだと発送してくれるかどうか怪しい。蔵元に行けば地方発送で買えるかなと思い、道路わきに停車して蔵元を調べてみたが、この辺ではなさそう。記憶の片隅に、確か小樽で売ってたような気がしたので、スキップした。後で調べてみたら、積丹地方でしか販売していないらしく。ちょっと後悔した。まぁ、神威岬にはいずれ行きたいと思っているので、その時にでも買おうと思う。

美国の町を抜けて古平まで走り町中のセイコマで休憩。イートインで豚丼弁当を食べる。7月にも、雨の層雲峡のセイコマで同じ豚丼弁当食べたなと思い出す。この7月8月で、やたらと豚丼を食べた気がする。

古平から余市までは、前半最後の未踏破区間で前半最後のお楽しみ区間だったのだが、交通量が多いうえにトンネルと上り坂で高ストレスだった。余市手前の上りでは、路側帯に虫の死骸が多かった。できれは車道の端を走りたかったのだが、大型車両がたくさん走っているので路側帯を走らざるを得ず、避けて走るのに苦労した。余市の町は素通り。BAJの時に閉まってしたニッカウヰスキーの余市蒸溜所は、今回は時間内だったが、ルートから外れるのでスルー。

余市から先は馴染みのルートで、小樽まで国道5号はよく覚えている。記憶では、交通量は多いが、海沿いの岩を短くくり抜いたトンネルを抜ける、趣きのあるコース。BAJの時にちょうど2000Kmになったところで思い出深いところ。

P8130437.JPG

お楽しみの区間のはずだった。

ところが、忍路のあたりは前に走った海沿いにトンネルを抜ける道から、海沿いから少し内側をバイパスして、新しく開通したらしい味気ない道路になっていた。今回、走れずに残念で、調べたら旧道の方は廃道になってもう走れないらしく、より一層残念。新しい道路は真っ直ぐではあるが、少々上って丘越え、途中には長いトンネルもあり。自転車にとってはこれはこれで結構走りにくい。対向車線の渋滞が長く続いていて、後続車両をパスさせるのに気を使った。余市側からならトンネルが下りになるのっでまだ救い。小樽側から走るとかなりつらそうだ。トンネル手前の対向車線の沿道で外国人のツーリストが休んでたが、その小樽側からトンネルを上って来たのかと思うとちょっと気の毒だった。

トンネルを抜けてから、小樽の街の手前で緩い上りがちょっとばかり続く。ここでリカンベントの国外ライダーを追い越す。リカンベントはロードに比べて上りはほんとに大変そうだ。下りと平地はちょっとうらやましいけど。上りが終わっていったん国道から逸れる。BAJの時はそのまま国道を走ったので、そこは初走行。距離はほんの僅かだが、目新しくて気分が良かった。

P8130438.JPG

そこからすぐに小樽運河。

P8130440.JPG

観光客多数。小樽はこれまで何度か来ているので、写真撮影などは軽く済ませて、さくっと通過。

■小樽->札幌

港の観光エリアを抜けて再び国道に合流し、少し走って、セブンイレブン小樽朝里3丁目店で休憩。この先は札幌まで、道路事情が悪くて時間がかかる。ここでいったん休憩して、気持ちを入れなおす。

まず最初に苦労するのは、銭函に抜ける上り区間。二車線道路でスピードを出している車が多くて怖い。そこそこ幅がある路側帯を走る。ピークを越えると緩く快適に下る。銭函インターのそばの交差点で左折。この辺りで参加者を一人パス。そこからは信号の連続。信号ストップの度に先ほどパスした参加者に追い付かれる。どうやらその方はお疲れのご様子。ちょうどお昼でだいぶ蒸し暑い。

次に苦労するのは、札幌のPC前後の信号多数エリア。札幌のPCまでは新川沿いのルート。2014年の日本縦断の時は国道5号で札幌中心に入るルートで、その時はほんとに信号ストップが酷かった。その時の印象が強かったので、今回も覚悟していたのだが、今回のルートは、交通量はそれなりにあったが、信号の量はその時に比べるとかなり少なかった。さすがは地元の人が引いたルート。

もうすぐPCという辺りで雨がぽつぽつ降ってきた。予報より降り出しがちょっと早い。アスファルトの熱で雨粒が蒸発し、強い湿気と、むっとした匂いがしていた。雨脚はすぐにも強まりそうな感じで、事実、雨粒が点々と路面を染め始めてた。ギリギリ、多少濡れた程度でPC着。

PCには昨日の北檜山のPCでお会いした方(後でお聞きしたところ近畿のM氏)が先着しており、この後について情報交換。私は増毛に宿をとっていて今日はそこまで。M氏は宿は取っておらず、予定では天塩あたりまでを考えていた。ただ札幌からだと200Kmほどあり結構遠い。すでにお昼を回っているので、天塩まで行けたとしても夜中になると思われ、ちょっと厳しい。M氏は天塩の前で宿がありそうな町を探していた。天塩の前だと、まずは増毛か留萌、その先だと苫前か初山別あたり。スタート前のミーティングの時に話があった小平の雨量通行止めのリスクを考えて、宿が手配できるなら苫前か初山別辺りが良いのではないかとご提案した。

M氏は、とりあえず先に行ってみて考えるということで、出発。私は事前に計画しておきたいタイプなので、M氏の柔軟性には感服した。M氏を見送った私は、降り出した雨の様子をうかがいつつ、この後の増毛までの長丁場に向けて食事。食事しながらスマホで雨雲レーダーをチェック。通り雨のような感じではあるのだが、雨雲レーダーではこの後雨が止むことはなさそう。この先増毛まで距離があるので、待ってても止まないなら早く出る方が良いし、雨足が強まる前に札幌の市街地を抜けたい。食事を終えてすぐに出発。

■札幌->厚田

出発時にはまだ雨足に乱れがあったので、いったんはレインウェアを着ずに出たのだが、1ブロック先を左折し、それから数ブロック走ったらもう本降り。雨が凌げる場所を探しながらさらに数ブロック走り、ヤマダ電機のフロア下の駐車場を見つけてはそこに入ってレインウェアを着た。

P8130442.JPG

すぐ先にあるはずの札幌時計台は工事中で外壁が覆われていたらしくまったく気づかずに、その先の北海道放送のビルのonちゃん。

そして、再び国道5号に入った創成川通りは土砂降り。AH2400全体を通じて、雨量が最も酷かったのはこの辺りだったと思う。路側帯は川のようになっていてまともに走れず、この通りはもともと交通量が多いのでダブルで辛い。ひっきりなしにすぐ脇を車が走る中で、タイヤを水たまりに沈めながら我慢して走った。市街地を抜けるまではその我慢は続き、真薫別川を渡ってようやく交通量と路側帯の水たまりが減ってきて、すこし落ち着いた。山場と考えていた4日目の、2つ目の山場はここで終了。

最後の山はここから先、オロロンラインで増毛までの100Kmロング。雨は相変わらず本降り。オロロンラインに入ってすぐ石狩川を渡る。札幌市街地から交通量は多少減ったものの、ひっきりなしに車はくる。道路も狭くなったし、雨が降って路面がぬれていると背後から迫る車の気配を強く感じて辛い。様々なストレスが重なって気分が滅入ると、膝の具合が気になりだす。膝を気にしながらオロロンラインの微妙な上りを上っていると、クイックリリースの先端が落ちてた。こんなところに変なものが落ちてるもので、まさか参加者のものということもないとは思うが、一応拾っておいた。

いつも休憩する、厚田のセイコマで休憩。最初の縦断の時も、ここで雨の中休んだことはよく覚えていて、この辺りは雨の印象が強い。ここから増毛まで残り70Kmでまだまだ距離があり、そろそろ薄暗くなって来てもいた。計画の中には厚田で宿をとるプランもあったのだが、気軽にネット予約できる増毛まで引っ張ってしまったのをちょっと後悔。その先すぐの上り途中に夕日の丘観光案内所があるのは覚えていたが、今回、その向かいには道の駅ができてた。

■厚田->増毛

厚田から先はしばらく、長いトンネルが連続する区間に入る。まだそれほど遅い時間でもなく交通量は多い。BAJの時には、オロロンラインのトンネル内で参加者が交通事故に遭っていたし、去年の四国1000Kmでは私もトンネル内で交通事故に遭っていたので、とても嫌だった。浜益での休憩をスキップしてそのまま進むと覆道を挟んで数キロ続く長いトンネル。長さは初日のえりも黄金トンネルの方が長いのだろうが、その時に比べて天気も交通事情も悪いので、こちらの方がだいぶ長く感じる。トンネルの途中には警察車両が止めてあり、事故か何かがあったらしい。ただ特に大きな規制はしていないし事故車両なども無かったので、大事ではなさそうだったが、BAJであった事故を思い出して少々緊張した。長いトンネルをようやく抜けると、白銀の滝のある雄冬岬。駐車所のトイレに行ったところ、故障していて閉まってた。扉に近隣のトイレの案内があり。そこに書いてあったすぐ先のキャンプ場の駐車場まで走って用を足した。

増毛まではあと少しだが、最後の最後というところでまた長いトンネルと、ちょっとした上り。上り最後のトンネルを通過した時には、あたりはだいぶ暗くなってた。それでもまだうっすらとは見えるので、ライトは付けずにそのまま下り、ようやくようやく増毛に到着。この日の宿はオーベルジュましけ。宿にチェックインする前に、少し先のセブンに立ち寄る。コンビニの前で、いったん宿のレストランとお風呂の時間をチェック。お風呂には十分時間はあるが、レストランには間に合わない。そこで、コンビニのイートンで食事していくことにして、入店。すると店内に近畿のM氏がいた。M氏もこの先に行くのは諦め、増毛に宿を手配したとのことだった。この時初めてお名前をお聞きして、M氏であることを知った。

コンビニではお弁当とカップ麺を食べる。その他、後でホテルで食べるためのチキンと塩気補給のポテチ、そしてここでもまたバイクの汚れを落とすためにタオルとシューズに詰めるための新聞紙を購入。コンビニ袋を片手にルートを戻ってホテルへと向かう。

■フィニッシュ

P8140445.JPG

20時前にホテルにチェックイン。バイクはホテルの入り口の脇の屋根の下にワイヤーロック。部屋に入れてよいかどうかは、雰囲気的に無理そうだしバイクも雨で汚れていたので、聞かなかった。中に持ち込みはしないが、コンビニでかったタオルでバイクの汚れを落としておいた。チェックイン後に買っておいた新聞紙をシューズに詰めること、苫小牧に続いて2度目。

食事はチェックイン前に済ませているので、あとはお風呂。5日目は稚内まで、200Km程度を走って17:00着の計画で、グロス20Km/hと考えると7時発でイーブンまで持っていけるので、お風呂にもゆっくり入れる。大浴場へ向かう通路の途中、スポーツウェアを着て体操してる人がいた。ここはスポーツクラブみたいなものもやっているらしい。地元のコ○ミスポーツクラブを思い出す。お風呂も豪華でいくつか浴槽のバリエーションがあるので、入って回った。サウナと水風呂もあったので、こちらも回ってリフレッシュ。お風呂を堪能して上がって着替え場を見まわしたら、隅に1台ではあるがコインランドリーがあった。ここはビジホでもない宿なのでランドリーは期待はしてなかったのだが、スポーツクラブ営業の関連もあってランドリーをおいてるのかも。これ幸いとウェアを洗濯。雨でウェアがびしょ濡れになっていたので、洗濯できて助かった。

洗濯しながら、天気予報を見つつ明日のプランニング。予報では明日の朝に雨が止むらしい。AH2400も4日目にして計画に対してマイナスが続くようになってきた。ここ4日目フィニッシュ時点で計画から一時間ほどの遅れ。しかし、累計距離が1200Kmを越えて制限もだいぶ緩くなってきたし、山場と考えていた4日目も越えたので、焦りはない。明日朝に雨が止むまでここでゆっくり休んでからスタートしてもも、十分リカバリできる範囲。計画では朝食をスキップして5時発の予定だったが、ここで全力で休んで翌朝の朝食を食べてから出発する計画に変更した。

洗濯の頃合いをみて部屋を出て洗濯から乾燥へスイッチ。計画変更で明日の出発まで十分な時間ができたので、一杯やることにして自販機でビール購入。サッポロクラシックが売り切れてたので、ヱビス。量は控えて350ml。乾燥機が回っている間、ベッドでゴロゴロしながら、コンビニで買っておいたチキンとポテチをつまみにビールを飲みつつ、スマホでネットを見て他の参加者の様子をチェック。そうこうしている間に乾燥も終わり、ウェアを回収。

チェックインから、なんやかんや4時間ほど経ってしまったところで、22時頃に就寝。

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