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Around Hokkaido 2400 Day 9

  • Posted by: rp-taki
  • 2018年8月25日 11:57
  • Road

最終日、9日目は、釧路から帯広までの123km。計画と実走の距離がずれにずれて、実走は130Km。
これまでの悪天候を贖罪するかのような好天。このコンディションでもっと走りたかった。クルージングしつつ、ペースを計画へ戻し、200h28mでフィニッシュ。

・9日目 123.2km・・・実績日時(計画:12.3km/h)[マージン]
8/18 07:06 (06:00) [-1:06] 2280.0km スーパーホテル釧路駅前
8/18 09:13 (09:22) [ 0:09] 2321.4km セイコーマート音別店
8/18 11:31 (11:52) [ 0:21] 2352.2km photo check 10 「十勝河口橋」看板
8/18 13:13 (15:20) [ 2:07] 2394.8km セイコーマート幕別本町店
8/18 14:28 (16:00) [ 1:32] 2403.2km セブンイレブン音更木野大通西店

■スタート

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起床して出発の準備を済ませ、6時半から朝食バイキング。宿泊とセットで朝食をとったのは、5日目の朝の増毛以来。

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朝食を20分程度で済ませ、すぐにスタート。駅前の和商市場は8時営業開始で、今回はスキップ。食べていっても全然間に合うが、まぁ、前に来た時に食べているので。

■釧路->白糠->音別

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釧路から10km程度町中を走って、阿寒川を渡ったあたりで見通しの良い幹線道路に合流。ひんやりとした朝の空気の中、昨日のような強風もなく、気持ちの良い最終日。

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しらぬか恋問の道の駅でトイレ休憩。展望台があったので、上って撮影。太平洋に面した左手の海岸線は、ほぼ真っ直ぐ。

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白糠から先、しばらくの間、CH1200の参加者とすれ違う。最初にすれ違ったのはH氏。1200Kmの方は最終日の4日目。4日目だと、疲労が抜けて来ているか蓄積しているかが人によって分かれると思われるところ、氏は余裕そうに見えた。

白糠からいったん音別に至るまで、小さい丘えをいくつか登坂車線で越える。反対車線のCH1200の参加者に手を振って挨拶するも、気のせいか辛そうで、ちょっと反応が薄い。疲労が溜まっているか、風向き的にあちらが向かい風ってのがあったかも。そんな中、海外からの参加者は元気に返してくれた。

ひとつの坂の途中にあったのがM7.8パネル館。マグニチュード7.8の釧路沖地震のパネル展示をしている施設で、そこのトイレでまた休憩。出たところで、荷物満載のママチャリでお爺さんがつらそうに坂を上っていた。ツーリングって感じでもなさそうで、お年寄りが日常的に使う道路としては、この辺のアップダウンは辛そう。

釧路から40kmほど来た音別のセイコマで休憩。甘いものが食べたくてチョコクロワッサンを購入。コンビニ袋に入れたままスマホなど見てゆっくりしてたら、気づかないうちにチョコがドロドロに溶けてた。空気が冷たかったので油断してたのだが、日差しが強めでやられたみたい。

■音別->昆布刈石->最終Photoチェック

音別から先、再び何度か登坂車線。ここでも断続的にCH1200の参加者とすれ違う。そんなすれ違いも最後の方で、反対車線の上りを上ってくる女性の参加者が、「頑張ってくださーい。」と爽やかにエールをくれた。この時点では、彼女よりも私の方が時間的にも体力的にもゆとりがあると思うので、むしろ私の元気を分けてあげたいところだった。その女性を含め、すれ違った多くのCH1200参加者はレインウェアを着ていた。帯広スタート時は雨だったのだろうか。

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直別から先で、国道38号から海岸沿いを通る道道1038号にスイッチすると、左手すぐに海が広がって良い景色。海沿いに出たあたりには、道路沿いに車を止めて、海釣りを楽しんでいる人が沢山いた。海岸線を背景に写真を撮ってたところで、CH1200の参加者と最後のすれ違い。男女のペアで、おそらくZ氏。

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天気が良いので、海の表情も明るく見える。

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少し先に進むと釣りをしている人はいなくなった。方向を考えると、釣りに来ている人は、ほぼほぼ釧路方面から来ていると思われる。

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厚内から先、少し海岸線から内に入ったりしつつ。

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海岸線を楽しむ。頻繁に止まって写真を撮っていたところ、後ろから追い付いてくる参加者が見えた。他の参加者を見かけたのは、一昨日の開陽台以来で久々。

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海岸線は、国道336号への分岐手前のトンネルで終了。

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トンネルを抜けると小さい丘越え。国道336号に入る手前に、昆布刈石展望台に入る道があって、行ってみたかったのだが、砂利道だったので断念した。道の入り口で行くかどうか迷ってたところで、後ろから追い付いてきた参加者に抜かれた。

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十勝パラグライダー基地のあたり。

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海抜70m程度だが、見晴らしが良いので高原感あり。

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丘から見下ろす海岸線。丘を下った先で帯広に向かって内陸に入るので、ここが最後の海岸線。AH2400の期間中はほとんど景色を楽しめなかったので、この景色との別れが名残惜しい。

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内に入るとすぐ、牧歌的な風景へと切り替わる。

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そして、十勝川の手前で最終photoチェック。スタッフさんと中国か台湾の方と思われる人がいた。中国か台湾の方はDNFされたのかな。チェックポイントでスタッフさんに会ったのは、2日目の函館手前のPC02以来。参加者がどれくらい来たか聞いてみたが、まだあまり来てないらしい。たぶん、先に走っている人はほぼ昨日以前にゴールしてしまっていて、後から来る人はほぼ朝の出発が釧路より前でまだここまで来てないのだろう。

最終photoチェックを終え、2400Kmの行程、最後の50Kmへ。

■最終photoチェック->幕別

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フォトチェックポイントを後にして水が濁った十勝川を渡る。連日の雨のせいか。

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帯広に向かって、十勝川沿いのゆるく上った道道を北上。北寄りの向かい風も気になる程でもなし。ゆっくりとクルージングしていたら、先ほどのチェックにいたスタッフさんの車が追い抜いて行った。たぶんゴール地点に向かうのだろう。

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右手に見えるのは浦幌の丘。

豊頃の町を過ぎて十勝国道に乗ったら、交通量が一気に増えた。先ほどまでは、ゴールを忘れてまだ走っていたい気持ち良さがあったのだが、ここでそれがなくなり、意識はフィニッシュへ。

帯広の隣の幕別まで来て、セイコマで最後の休憩。残りほんの10Kmくらいなのでここで休憩するまでもないのだが、最後の余韻に浸るべく、ひと休み。ここで、記念にセイコーマートカードを作成。北海道を離れると使う機会はほぼほぼないのだが。で、AH2400のスタートが帯広なので、カード作るにしても同じ帯広で、帯広で作るにしても、ゴール後に作るよりも走行中に作った方が記憶に残るかなと考え、ここ幕別で作ったら、幕別は中川郡で帯広市ではなかった。幕別は帯広からほど近いので、てっきり帯広市と思ってた。

買い物とセイコマカード作成を済ませた後、お店の前で休憩中にスマホ見たらSIMカードが認識されず、ネットにつながらない。昨日から同様の症状が出ていて、もしかしたら浸水したのかもと考える。一昨年の縦断でも、ゴール後の稚内駅の見学時にスマホを落として液晶を割ってしまい、また北海道でスマホをダメにしたのかと焦る。とりあえず、SIMを差し直してみたいが、ピンを持ってない。そこで、セイコマで安全ピンを買って、SIMスロットを開けて差し直し。何度か差しなおしたら復旧した。そんなこんなが最後の軽いトラブル。解消したところで、出発。

■幕別->帯広ゴール

直後の猿別川を渡る手前の交差点で、ロードに乗った男女のペアを見た。思い返せば、北海道を一周している間にツーリストはたくさん見たけど、ロードのバイクとウェアで走っている人はあまり見なかった。見たのは、極寒の知床峠を半袖ジャージと短パンでバイクを押して上ってきたあのおじさんくらいだったか。

そこから進むに従い建物と交通量が増え、もうすぐ帯広だなという気分になる。

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そして、札内川を渡って、帯広市in。

それからはあっという間に、9日前にスタートしたあたりの帯広市総合体育館前の交差点。体育館前には多くの「のぼり」が立ってて、大相撲の巡業らしかった。走りながら目をやると、体育館の外で準備している力士がいたり、それを道路の柵越しに見ている人などがいた。もっと近づいて見てみればよかった。

十勝大橋を渡ってゴールのある音更へ。十勝大橋からゴールへと向かうルートは、スタート時には通ってないが、つい先月のツーリングで走ったところ。安堵と懐かしさが入り混じった複雑な気分。そんな最後は交通量が多いところ。速度を落としてより一層慎重に走り、フィニッシュの音更のセブンに到着。フィニッシュのコンビニでは簡単な買い物だけしてレシートを取得し、すぐにゴール受付のホテルに移動。

■ゴール受付

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軽く渋滞した道路を走って受付のホテルについてみると、ホテルの駐車場には人の姿はなく、落ち着いた空気感。

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駐車場には参加者のものと思われるバイクが停めてあった。ただ、停めてあるバイクは数台で、帰ってきている参加者はまだ少なそう。駐車場の隅に自分のバイクを停めてホテルへ。

出迎えてくれたスタッフさんから、歓迎と労いの言葉を頂いた。ご挨拶してロビー脇に設置された受付へ向かい、ブルべカードを出してゴール受付。辺りにいるのはほぼスタッフさん達だけで、参加者の姿はごくわずか。ここをベースにしているCH1200の参加者も4日目にすでに出払っているようで、穏やかな空気の中でゆっくりと受付。人が増えて賑やかになるのは、もう少し後か。

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フロントのロビー周辺は、ここを拠点とするCH1200用の設備が整えられており、賑やかに見えて楽しそう。こちらは3日目以降は風と雨と闇と寒さにふれあう孤独な日々だったので、ちょっと羨ましい。まぁ、あちらも天気は良くなかったみたいなので、ここに見える楽しさ以上に辛さはあっただろうと思う。

ロビーにはスタッフさんの他にも、海外からの参加者の奥さんがいた。労いの言葉を頂いたので、ちょっとお話させて頂いたところ、旦那さんが参加しているのはCH1200の方。AH2400への参加は却下したと言ってた。AH2400は日程も長いし、CH1200と違って帯広で待っててもゴールするまで帰ってこないし、待つ方としてはCH1200が良いだろうな。旦那を待つマダムどおし連れ立って近くに買い物に行ったりしているようで、そちらも楽しそうだった。

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ゴール受付も済んだので、後泊する帯広のホテルへと移動。帰り際に、AH2400を巡回されていたスタッフさんがちょうど車で帰ってきた。ご挨拶するタイミングが合わなかった。

■フィニッシュ後

受付からあっという間に、帯広のホテルに到着。これまでの1200を越えるブルべでは、だいたい、ゴール受付してから宿に移動するまでが一苦労だったので、今回みたいに楽に帰れるのは新鮮。ホテルにチェックインしてすぐにお風呂に入りつつ洗濯し、乾燥に移してその間に食事へと出かける。

走った後はやっぱりお肉かなと、はげ天に行ってみたら夏季休業。

そこで、近くのインディアンカレーで食べて、すぐホテルに戻る。

頃合いをみて乾燥機からウェアを回収。軽くカレーを食べただけでは全然食べたりないので、再び再び帯広へ。駅前のぱんちょうは空いていたが、これなら後で来ても良いかと思い、いったんパス。行きたかった十勝トテッポ工房の方が、もうすぐ営業時間が終了してしまうので、いったんそちらへと向かう。

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帯広駅を抜けて南へと向かい、少し歩いて、十勝トテッポ工房。

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スイーツをトレー一杯に並べ、二周回。スイーツを食べつつTLをチェックしてみると、Y氏が帯広にいるみたい。ご挨拶したかったが、今夜の便でお帰りになるらしく、もう帯広駅からバスで発つとのこと。残念。

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十勝トテッポ工房を後にして、締めの豚丼を食べにぱんちょうへと戻ってきたら、行列ができていた。そこで、みすゞのラーメンで締め。カレーとスイーツとラーメンで、ブルべ後のお腹はいったん満たされた。

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帯広の町をぶらぶらしながらホテルに戻る。近くの飲み屋街も面白そうだったな。

ホテルに戻って帰る準備。バイクをパッキングして、荷物をまとめる。一通り帰る準備を済ませたところで、先ほどさんざん食べておきながらも、夜食を買いに近くのセイコマへ。ゴール前に作ったセイコマカードを持っていくの忘れ、せっかくの利用機会を逃した。

適当なお酒とお菓子を買ってきて、部屋でゴロゴロしながら飲食。スマホでTLを見て、頂いた労いのお言葉にお返し。時間は22時。寝たらあっという間に朝だと思うので、もう少し起きてのんびりとした時間を過ごしたい気持ちもあった。が、一気に2缶もお酒を飲んだら眠くなってしまったので、寝ることにした。

明日の朝食の時間に合わせてアラームを設定して、就寝。

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