- 2018年8月25日 11:57
- Road
8日目は、根室から釧路までの202km。
最大の山場を昨日越え、ようやく訪れた心のゆとり。計画からの借金を抱えたままではあるが、ゴール前日の釧路着は、一応は予定通り。
・8日目 201.5km・・・実績日時(計画:15.5km/h)[マージン]
8/17 08:00 (06:00) [-2:00] 2078.5km 根室グランドホテル
8/17 09:23 (07:15) [-2:08] 2097.9km photo check 08 「望郷の岬公園」門碑
8/17 09:52 (99:99) [ 9:99] 9999.9km セイコーマートうちやま歯舞店 計画外
8/17 14:50 (12:59) [-1:51] 2186.7km セイコーマート霧多布店
8/17 15:08 (13:00) [-2:08] 2187.0km photo check 09 「ルパン3世」看板
8/17 17:34 (15:38) [-1:56] 2227.8km セブン-イレブン 厚岸港町店
8/17 20:40 (18:33) [-2:07] 2272.9km PC09 セブンイレブン釧路寿町店(フィニッシュ時補給)
8/17 20:48 (19:00) [-1:48] 2280.0km スーパーホテル釧路駅前
■スタート
アラームが鳴る少し前に目が冷めた。目がさえてしまったので、そのまま起床。窓の外を見るとすでに雨は止んでいて、路面も乾き始めていた。雨が止んでなお吹き続ける強風が、路面が乾くのを早めていた感じだった。気温が低いので、昨日に引き続いて春秋用の長袖を着用。
ドロップバッグ返送して、昨夜変更した予定の通り8時に出発。
■根室->納沙布岬
スタート直後の根室の町中で、ハンティング後のキツネを目撃。
まずは、photo checkのある最東端の納沙布岬まで。北寄りの横風が強くてあまり速度は乗らない。昨日の風よりはマシだが少々冷える。前に走った時は霧が濃く、あまり景色は良くはなかったところで、今回も天気は今一つ。空にはところどころに黒い雲が浮かんでいて、時折ぱらぱらと雨粒が落ちてきて不安になった。
オーロラタワーが見えると、納沙布岬はもうすぐ。
納沙布岬のphoto checkに到着。先に見える四島返還の架け橋のモニュメントは、前に来たときに見ているのでパス。肌寒くもあったので、すぐ出発。
ここまで最南端の白神岬、最北端の宗谷岬と写真撮影してきたので、最東端の納沙布岬でも撮影。せっかくなので。納沙布岬では晴れを望んでいたのだが、願いがかなわず残念。岬の食堂が営業している雰囲気だったが、スキップして先を急ぐ。
■納沙布岬->根室
納沙布岬から先は進行方向が南に向かうので風向き的に楽になる。はずだったのだが、根室に戻るまではまだ進行方向はほぼ西で、引き続き強い横風。期待したような速度が出ず、思った以上に時間がかかっている中で訪れた歯舞のセイコマで、いったん休憩。ここは最東端のコンビニ。ここで記念にセイコマカードを作ろうかと思ったが、今回作るならやっぱり帯広かなと思いここでは作らなかった。この後は、根室に戻って昼ご飯を食べていくと時間的にもちょうど良い。店内にあったレストラン紹介のチラシを手に取り、表で買ったものを食べながら検討。根室なら花まるでお寿司かエスカロップかというところで、気持ちはお寿司。気持ちがほぼ決まったところで、表に出てきた店員さんが親切に「寒いので中で食べても良いですよ。」と言ってくれた。ありがたいところだが、ほぼ食べ終わっているので辞退し、すぐに食べ終えて出発。根室に戻ってきたのが11時ちょい前。そして、ルートを少し逸れて花まるへ。
休みだった。こんなことなら、駅前でエスカロップを食べる選択をすれば良かった。戻るのも面倒なので、そのまま先へ。
■根室->浜中町
根室から先はいったん南寄りのルート。追い風の恩恵を受けて気持ちよく走れる。ここまで冷たい風で寒かったが、追い風になると風にあたらず、むしろ暑くなったウインドブレーカーを脱いだ。向かう先に、北太平洋シーサイドラインの案内標識が見え、期待が高まる。
海沿いに出て、浜松海岸。良い景色。もっと晴れてたらなお良かった。
落石からまたルートが北寄りになり、再び向かい風。そして少し走ってまた追い風。風向きの違いで寒暖差が大きく、その都度止まってウインドブレーカーを着たり脱いだりした。
またキツネを目撃。朝見たキツネもそうだったのだけれど、毛並みが荒れて貧相。可哀想に見えるけどこれが普通なのか?餌はやりません。
根室本線沿いの道路を真っ直ぐ西へ。
初田牛の駅前で南に折れて、再び海岸線へ。ここから先は景色が良いところが続く、北太平洋シーサイドラインのメインエリア。
北太平洋シーサイドラインは、期待通り良い景色だった。今回は暑い雲に覆われていたので、晴れている日にまた走ってみたい。もうすぐphoto checkのある浜中町というところで、左手には霧多布岬が見えた。
■浜中町
15時前にphoto checkの浜中町に到着。まだ15時だったが、ちょっと肌寒い浜中町。浜中町はルパンの原作者のモンキー・パンチの故郷。小さい町の至る所でルパン推し。photo checkの前にセイコマに寄ったら、ルパングッズが売られていた。
photo checkも役場前のルパンの看板。
浜中町の総合文化センターがモンキーパンチのミュージアムになっているので、見学。無料。お金払っても良かったのだが。
個人的には、エンタメ方向に振った2ndシリーズの赤ルパンよりも、1stシリーズの緑ルパンの方がよりモンキー・パンチの原作の雰囲気に近いと思う。このフィギュアは良し。ダバダバダバダバダバダバダバダ。
近くに別の展示をしている場所があるみたいだが、すでに閉まっている時間だった。
ミュージアムを一回りして出発。時間に余裕があれば、ここで霧多布岬に行ってみるつもりだった。しかし、岬までのルートを見てみると、結構な距離があって、しかも岬に向かって割と上りがありそうな雰囲気。そこで、今回はスキップ。いずれまた別の機会にでも行ってみよう。町に旅館もあったので、宿泊込みで。
■浜中町->厚岸
浜中町を出たところで晴れ間が見えてきて、長く続いた雨季の終わり感じた。
浜中町の少し先に琵琶瀬展望台があるので、まずはそこまで。右手は霧多布湿原。
ほどなく琵琶瀬展望台に到着。展望台にもルパンの張り紙あり。
展望台に上って、広々とした湿原を見渡す。
晴々とした景色は久々で、走ってきた東側や海側の景色も素晴らしかった。私がここを通過した後、この辺りでまた熊が出たらしい。
展望台を後にすると直後に宿房の看板があり、こんなところにお寺?と思った。後で調べてみたら、「宿房樺のん」という普通の宿泊施設みたい。日が傾いて少しづつ暗くなってくるシーサイドラインを、まずは厚岸まで。
夜になる前に、シーサイドラインの景色を楽しめてよかった。
17時半ごろに、橋を渡って厚岸の町に入り、直後のセブンで休憩。この後はこのまま釧路まで。軽く50Km弱のエネルギーを補給して出発。そろそろ本格的に暗くなってきたので、出発時にライト点灯。計画では夜になる前に釧路に着く予定だったのだが、スタートを遅らせた分遅くなった。
■厚岸->釧路
厚岸から先は国道44号。交通量が多い中を走るのは久しぶり。薄暗くもあったので、路側帯のあるところは多少路面が悪くてもそちらを走った。
地形によってはそろそろ日が沈んでしまう頃合い。
夕暮れの厚岸湾。先ほど渡った橋が見える。
そして30分くらいしてとうとう日の入り。しっかりとした夕日を見たのは8日目にして最初。そして、明日は日が暮れる前にゴールするので、最後の夕日。それから先はすっかり真っ暗になった国道44号。断続的に、信号の間隔でまとまった車の集団が来る。その都度、背後に気を配った。
釧路の手前で軽く丘越え。勾配は緩いが、ほんの少しだけ長い。ピークを越えての下りは、電灯もなく真っ暗。面倒でライト1灯のまま下ってしまったが、1灯だとちょっと明かりが暗くて狭かった。ライト追加すべきたったか。
丘を下って釧路に着いたのは20時前。釧路付近まで来るとこの日ずっと続いた寒さが緩んだ。市街地の地形効果かな。そして、釧路川近くまで降りて街の景色が見えてくると、前方で花火が上がってた。調べてみたら、19~20時で「第60回釧新花火大会」が開催されていたらしく、良いタイミング。打ち上げ場所は、釧路川でなく、この先ちょっと離れた新釧路川の河川敷のようで、少し小さ目の花火が見えた。
■釧路
釧路の市街地に入る前に、ホテルにチェックインする前の計画を考える。早く着いたら、ルートを逸れて近くの福司酒造に行きたいと思ってたのだが、この時間ではさすがに蔵は開いてない。寄り道は諦めて夕食を考える。根室でグルメに失敗したので、釧路では何か食べたい。スマホで食事するところを探した。釧路ならスパカツや炉端焼きあたり。早めにフィニッシュできたら釧路のフィッシャーマンズワーフまで行って岸壁炉ばたに食べに行くつもりだったが、21時に終わってしまうので、無理。そこで、スパカツの泉屋に狙いを絞り、正規ルートでいったん釧路の街中へ。
ルート上の久寿里橋から幣舞橋方面を撮影。
駅からの大通りの交差点でコースを逸れ、泉屋へ。店の前にバイクを駐輪してお店に行ってみると、予想以上に混雑してて、ウェイティングリストが置いてあった。以前来た時の印象から、ここまで混むとは思っていなかったのだが、花火大会の影響か。ここで待つ時間は惜しいし、閉店までそれほど時間もなく、待っても食べられるかどうか分からなかったので、ここは断念。根室に続いて釧路でのグルメも敗北。今回のAH2400は完走最優先でグルメは二の次にはしていたが、最後までグルメには恵まれなかった。
コースに復帰して、釧路駅から少し離れたPC09に到着。ここで夕食を買い込む。この日はタオルも新聞も買わずに済んだ。
■フィニッシュ
釧路駅前に戻り、駅前のスーパーホテルにチェックイン。ここは以前にも泊まったことがある。事前にバイクの持ち込みの許可は頂いていて、チェックイン時に再確認したところ、下に敷くようにとビニールを渡された。前はそんなこと言われなかったと思うのだが、厳しくなってしまったのかも。
チェックイン後はルーティン作業。食事をとってからお風呂に入り、洗濯。この日はドライで汗もほとんどかいておらず、ウェアはほとんど汚れてはいなかったが、洗濯した。シューズに新聞紙を詰める恒例の作業は、今日は不要。そして明日の天候をチェック。最終日は気持ちよく晴れで、風も問題ない。
ここで計画からは2時間遅れ。もともと計画は、ホテル19時チェックインの6時チェックアウトで、滞在11時間とかなり長めに設定していた。そのため、ここで休憩を削ってオンタイムに戻すことは可能。ただ、朝食の開始が6時半と意外に早かったので、それをしっかり頂いてから出発することにした。最終日はペースに余裕を持たせているので、ゴールへの問題はない。
朝食の時間に準備の時間を勘案してアラームを設定して、就寝。
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