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BRM917 近畿1000Km(四国一周)

9/17 13:00 徳島発、9/20 13:07 徳島着で、トータル72:07。

気候的には、昼間の残暑は厳しかったものの、雨もなく、向かい風にもほぼ当たらずと、かなり良いコンディション。ただ、13時スタートというのが影響して、私の脚力では、散策したかったポイントの多くが夜の通過になってしまったのが残念。そんな中で、明け方と夕方は、川沿いや海沿いを気分よく走ることができた。その一方で、昼間に街中、夜中に山中を通過することが多く、車と闇が精神的に堪えた。これが逆ならもっと快適だっただろう。例えば、スタートが徳島7時とか高松13時であれば、より良いブルベになっただろう。とは言え、スタート時間については、参加者全体のスケジュール調整を考えると、致し方ないかな。

ポイント通過時刻:
・9/17 13:00 スタート
・9/17 15:00 PC1
・9/17 22:50 PC2
・9/18 08:20 三崎港
・9/18 10:30 PC3
・9/18 17:20 PC4
・9/18 22:30 足摺岬
・9/19 01:45 PC5
・9/19 05:00 江川崎 郷の家
・9/19 10:50 PC6
・9/19 17:50 PC7
・9/20 00:20 室戸岬
・9/20 03:30 PC8
・9/20 13:07 ゴール

■天国
(1) 朝の四万十川
PC5から郷の家まで登った時は、道が見えないほどの闇夜で、川が全く見えなかった。郷の家で朝まで仮眠してからPC6まで戻る、朝方の四万十川沿いの道は気持よかった。

途中で、川の近くまで行ける場所があったので、ルートから軽く逸れて散策。近くまで行くと、水が澄んでいるのがよく分かる。しかし、試しに水に触れてみたが、生ぬるかった。匂いも、微妙に生臭かった。四万十川というと、「日本一の清流」という記憶があったのだが、調べてみると日本一の水質ではないらしく、「日本最後の清流」というキャッチフレーズらしい。上流まで行けば、清流ぶりを感じられるのかも。

(2) 須崎から宇佐辺り
日が落ちる直前のトワイライトラン。暗くなる前に桂浜に行きたかったので、急いで通過してしまったが、時間があったら、もっとゆっくり走りたかった。

(3) 宍喰
CP8を日の出と共に出発して、朝焼けの海沿いを走るのは気持ちよかった。

■地獄
気候的には、昼間の日差しが地獄。記録的な猛暑は過ぎたと言え、ブルベ期間中は全体的に快晴で、厳しい残暑。コンビニで購入するロックアイスを、ボトルに詰めたり、タオル巻いて背中の首筋に当てたりとフル活用。

コース的には、PC2〜PC5の中盤が地獄。体力的に一番堪えたのは、佐田岬手前から宇和島までのアップダウン。私の脚では、勢いで登れない坂が多発。登坂車線の標識が見えると涙が。。。こういう時には毎回思う、「荷物をもっと減らせば良かった。。。」と。佐田岬では稀に景色が開け、その瞬間だけは辛さを忘れることができた。

精神的に一番堪えたのは、夜中の足摺岬の前後、そして、同じく夜中の四万十川沿い。道が細くて、灯りが全く無く、場所によっては道が見えない。こういう時には毎回思う、「誰かと一緒に走れば良かった。。。」と。

■睡眠
大きな仮眠は、四万十の仮眠所(636.3Km)と宍喰のCPのコンビニ(918.2Km)の2回。それ以外、10分〜60分の仮眠を、各所のコンビニや日帰り温泉や通過チェックポイントなどで10数回。当初は、四万十の仮眠所までは、10〜15分の仮眠で繋ぐつもりだったのだけれど、徐々に、仮眠後の覚醒期間が短くなってきて、結局、四万十の仮眠所の直前のCPで60分仮眠。松山で立ち寄った日帰り温泉で30分ほど仮眠したのだが、今にして思えば、そこでもっと大きく仮眠した方が、より効率的だったかも。「短時間の仮眠では繋ぎきれない」ということが分かった。

■寄り道プラン
結果、5勝6敗。
(1)琴平でうどんを食べる(○勝ち)
琴平駅近くの「おがわ」にて、うどん。17時過ぎに到着したところ、ちょうど店の暖簾をしまうところ。ぎりぎりで入れてもらえた。ここは細切り麺で有名らしいので、釜揚げうどんを細麺で注文。もちもちと柔らかいものの、キチンとコシもあった。しかし、ここでうどんを食べるために、スタートから頑張り過ぎてしまった。以降しばらくの間、がっくりペースが落ちてしまった。いうなれば、勝負に勝って試合に負けた感じ。

食休みに琴平を散策したが、平日の、しかもすでに夕暮れ時とあってか、お遍路さんらしき人がポツポツといる程度。「名物 灸まん」を食べたかったが、残念ながら、開いている店がなかった。

(2)松山城を見る(●負け)
夜中の通過にて断念。
松山手前のルート沿いにあった日帰り温泉に寄って、さっぱりした後に、30分ほど仮眠した。

(3)足摺岬を散策する(●負け)
夜中の通過にて断念。

(4)横浪黒潮ラインを走る(●負け)
桂浜散策ための時間が無くなってしまうため、泣く泣く断念。

(5)桂浜を散策する(○勝ち)
18時過ぎに到着。明るいうちの散策とは行かず、撮影した写真もぼやけているものの、雰囲気は得られた。

日が落ちても、観光客が結構いた。駐車場の終了時間直前まで前の道路には車の列があった。

走行中にちらほらと見られて、気になっていた「アイスクリン」。ここで売っていたので食べてみた。バナナっぽい味で、なんか、子供のころに食べたことがあるような、えらい昔懐かしい味だった。

(6)はりまや橋を見る(○勝ち)
ルートから9Kmほど逸れて、日本三大がっかりの1つを見学。連休中ということもあってか、夜にも関わらず観光客がいた。サントリーのBOSS的に言うと「この国には、がっかりしたい人が多いらしい。」と言ったところ。今年の7月に、こことがっかりの双璧を為す「札幌時計台」を見たが、がっかり感ではこっちの方が上だと思う。

で、がっかりの第三位については諸説あるが、
「名古屋・テレビ塔」
「京都・京都タワー」
「那覇・首礼門」
「長崎・オランダ坂」
「堺・仁徳天皇陵」
辺り。今年の1月にオランダ坂を、6月に仁徳天皇陵を見ているので、今年は結構「がっかりな年」のようだ。

(7)高知でカツオのタタキを食べる(●負け)
はりまや橋見学のついでに、カツオのタタキを食べようと、高知の「ひろめ市場」まで足をのばした。が、市場内は観光客でごった返しており、自転車ウェアの出で立ちでは、完全アウェー。しかも、ソロ。市場内をサラッとだけ見て、カツオのタタキは断念。

(8)室戸岬を散策する(●負け)
夜中の通過にて断念。
仮眠してたら蚊に刺された。虫除けスプレーを使ったのだが、スプレーのかけ方に穴があったらしく、左の尻の部分を集中的に刺された。耳なし芳一。

(9)南阿波サンラインを走る(○勝ち)
足摺岬以降、平坦路が続いていたが、ここは久々のアップダウン。周りが開けるポイントでは、景観を楽しめたが、最後までわりと同じような景色なのが残念。コース案内には、「アメリカまで見える」と書いてあったが、見えず。逆光だったからかな。途中、展望台が3箇所あったが、景観的にはどこも大差なかった。

(10)日和佐を散策する(○勝ち)
日和佐と言えば「ウェルかめ」。廃校になった学校の体育館を利用して、「ウェルかめミュージアム」が公開されているので、ここでも寄り道。連続テレビ小説好きの如く語ってはいるが、実は、「ウェルかめ」を始め、連続テレビ小説自体をほとんど見たことがない。開館時刻よりも少し前に着いてしまったので、大浜海岸で休憩。海岸では、「本日までに上陸したカメの頭数」がカウントされており、和んだ。

道の駅にも「ウェルかめ」。

(11) 脇町を散策する。(●負け)
四国一周の後は、宿を予約してある高松まで、そのまま自転車で移動という計画だったのだが、眠かったので断念。予定では、9/20の9時頃にゴールして、その後、吉野川沿いを走る国道192号(伊予街道)を使って脇町まで行って、「うだつの町並み」を見て、そこからは国道193(塩江街道)で高松に入るという観光ルートを考えていた。しかし、ゴール時間が13時と、予定よりも遅れてしまい、かつ、すでに眠くなっていたので、脇町行きは諦めた。そこで、今回のブルベのルートである国道11号をそのままトレースして、高松まで移動することにした。しかし、ふらふらと吉野川大橋まで行ったところで心が折れて、結局、徳島から輪行することにした。

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