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BRM501 アタック寒風山

  • Posted by: rp-taki
  • 2012年5月23日 00:30
  • Road

ヘル・ウィーク2nd stageは、秋田〜五所川原の200Km。

秋田から、主に国道7号と国道101号で五所川原まで。寒風山に上る以外は平坦であり、天気も良くて追い風基調。600Km走った後なので、ここは軽く流して回復走のつもりだったのだが。。。

■ダイジェスト
@WATSbrmさん、@gak_t12さんと一緒にスタート。海岸線を追い風にのって快走し、あっという間に寒風山麓のPC1。PC1手前で、先行していた@MuAuanさんに追いつくものの、PC1で休憩中に再び@MuAuanさんは先行。その後、寒風山の2つのピークのそれぞれで@MuAuanさんに追いついて、休憩中に先行される。我々3名(@WATSbrmさん、@gak_t12さん、私)は、妻恋峠から寒風山回転展望台へのオプショナル・ツアーに参加。@MuAuanさんは一瞬参加する素振りを見せるも引き返す。以降、@MuAuanさんに追いつくことはなかった。

寒風山回転展望台では眺望やあんぷら餅を堪能。@gak_t12さんは、なまはげグッズを買っていた。以降も引き続き、PC2まで寄り道を繰り返す。まず、大潟村の菜の花ロードで菜の花と桜を眺める。さらに、能代で「豚なんこつ」を食べるツアーにも参加したが、こちらはこの春で終了にて失敗。これらの寄り道で時間がなくなり、それを取り戻すために懸命に走るハメになった。が、休憩の度に脚が固まってしまい、思うようにペースがあがらずに苦労した。途中でAJ埼玉のトレインに抜かれた時に、触発された@WATSbrmさんと@gak_t12さんが大幅にペースを上げたが、私には先頭交代するほどの脚がなかった。PC2で@kubombersayukiiさんと合流。以降、ゴールまで4名で走ることになる。

PC2以降は、まず鰺ヶ沢までを目標に北上。五能線沿いをひた走っているうちに程無く青森県に突入。白神山地が臨める展望台で休憩を入れつつ走行を続け、鰺ヶ沢着は18時。そこで「チキンボー(+たこ焼き)」と「イカ焼き」をたて続けに食べる。わさおにも会いに行ったが、すでに暗くなっていたので表にはおらず。鰺ヶ沢町からゴールの五所川原までは、五所川原駅近くの「あげたいの店 みわや」に執念を燃やす@WATSbrmさんが、すでに日が暮れた国道を激走。私は必死の付き位置でゴール。ゴール後、@kubombersayukiiさんとはお別れ。五所川原のゴールに到着後に「みわや」に行ってみたが、すっかり暗くなっており、残念ながら閉店していた。

ゴール後、同じホテルの3名(@WATSbrmさん、@gak_t12さん、私)は、ホテルのレストランで反省会。私と@gak_t12さんはお腹いっぱいだったので軽めの食事。@WATSbrmさんは定食をガッツリ食べていた。先にホテルにチェックインして外出していた@MuAuanさんと@eijitomさんが戻ってきて合流。寒風山のオプショナル・ツアーに参加しなかった@MuAuanさんに反省を促しつつ談笑するものの、翌日のスタートが早い(5:30)ので、そこそこで解散。ホテルにランドリーが一機しかなかったので、洗濯は諦めた。ただし、このホテルにもドロップバックで着替えを送っているので、なんら問題はない。

ということで、そのまま就寝。

■楽しかった点
・初めて走る秋田以北で充実した観光ブルベ
本州の秋田から北を自転車で走るのは初めて。絶景の寒風山の他にも菜の花ロードや白神山地などの風景を楽しんだり、五能線を走る列車をウォッチしたり、鰺ヶ沢町のチキンボーやイカ焼きなどのグルメポイントに立ち寄ったりして、充実した200Kmだった。コース的にも概ね平坦で走りやすく、天気も良く、空気も乾いて心地良く、しかも追い風貴重。この日はコース、コンディション共に完璧だった。

■苦労した点
・筋肉痛
アタック最上川からひと寝して筋肉痛が来た。走って足の筋肉がほぐれている間はまだ良いのだが、ちょっと休憩して脚が固まると、その後しばらくは全然踏めなくなる。信号待ち後等のゼロ発進からひと踏みする度に「う゛ー」とか「あ゛ー」とか呻いていた。そんな状態で観光ブルベを続けたので、200Kmブルベのタイム制限内で必死に走ることになってしまった。

■道中の風景

スタート地点は秋田港。そびえ立つは、「トリビアの泉」で等身大ペッタン人形の実験をした、ポートタワー・セリオン。


海上保安庁の巡視船。この日のコース上には「許すな密航」という感じの看板が出ていたし、この辺は密航者が多い模様。


秋田港は工業港らしい様子。Wikipediaによると、重要港湾指定を受けていて、環日本海地区の港湾としては最大規模とこのとだが、それほど広いイメージはなかった。奥行きが無いからだろうか。


スタート直後、追い風にのって快走するランドヌール達。勢い良く回る風力発電の風車が、我々に勇気と希望を与えてくれた。


進む先に見えてきた男鹿半島。右が寒風山。左が真山/本山/毛無山。これらは、男鹿三山と呼ばれるらしいが、その組み合わせは諸説ある模様。概ね、「真山/本山/寒風山」か「真山/本山/毛無山」のいずれかとのこと。


なまはげ。赤が「ジジナマハゲ」、青が「ババナマハゲ」。


PC1から見た寒風山。風が強いためか全く木が生えておらず、ちょっとした森林限界の雰囲気が楽しめそうな予感。


寒風山の上りから見る真山/本山/毛無山。標高は向こうの方が高い(寒風山355m/本山715m)。良かった、アタック寒風山で。


寒風山の一つ目のピーク。たった300m上るだけでこれだけの景色が楽しめる。


反対側。


コースの先に見えるのは二つ目のピーク。


程なくして展望台が見える。展望台はルート外だが、ここまで来てそこに寄らないのは勿体無い。案の定、多くの参加者が立ち寄った模様。


二つ目のピークの妻恋峠。麓からあっという間だったが、脚が重かったので苦労した。


ルートから外れて寒風山山頂の展望台。妻恋峠から山頂までのルートが一番勾配がキツかった。@MuAuanさんは途中でUターン。展望台の景色は素晴らしく、苦労して登った甲斐は十二分にあった。


後続も続々と登ってくる。そこそこ、そこが一番きついところだ。


八郎潟。八郎太郎という名の龍の棲家という伝説に由来するらしい。この付近に龍のモニュメントがあった気がするが、そういう訳か。


ネタ師(@gak_t12さん)、階段を上るの図。これはシクロじゃないぞ。


寒風山の下りで桜吹雪。秋田以北では、桜がまだまだ見頃だった。


ネタ師、なまはげを付けて走るの図。寒風山山頂の展望台で買っていた。


大潟村の菜の花ロード。ルートからちょっと内陸側に入ったところが入り口。沿道の菜の花と桜は11km程続く。往復すると1時間弱かかるので、見たのは少し入ったところまで。葉桜が混じりつつあったが、まだまだ見頃と言って良かった。


能代駅前に寄り道。能代はバスケットボールの町。駅前のモニュメントもバスケットボール。寄り道しすぎで制限時間が厳しくなりつつあったが、焦りはなかった。


「まだあわてるような時間じゃない。」


能代駅に立ち寄ったのは、近くの商工会議所脇で販売している「豚なんこつ」を食べるためだった。しかし、この春で常設販売は終了してしまったらしく、今は各地のイベント会場で売っているのみだとか。


「安西先生、豚なんこつが食べたいです。」


気を取り直して再スタートすると、程なくして能代大橋。


五能線沿線の旅。海沿いを五能線と国道が交わりながら走っている。海沿いでありながら海水浴場を全くみなかった。海水浴が盛んな土地で生まれ育ったので、違和感を覚える。


五能線の普通電車。自転車の旅もいいけど、ああいう電車に乗って旅情感たっぷりの旅もしてみたい。輪行の旅は都市を繋いで走ることが多いので、新幹線とか特急を使ってしまうことが多い。


遂に青森突入。つまり、3日もあれば自転車で関東から青森まで行けるということ。これでグッと青森が近くに感じられるように。。。ならんか。


白神山地。昨年、弘前を拠点に車で行った。観光ポイントが道路から入ったところにあるので、自転車で行くには向いてない。特に、白神山地近辺を通っている県道28(白神ライン)は未舗装路が数十Kmに渡るので、ロードバイクで行くのは困難。道路沿いは木々で鬱蒼として、あまり景色は良くない。日本海側では十二湖あたりが観光スポットで、時間に余裕があったら行ってみたかったが、ルートから結構外れる(しかも上り)なのでパス。


深浦港。秋田港と違って、こちらは完全に漁港。私は工業港より漁港のほうが好きだ。水揚げはイカ、タコ、ハタハタ、マグロ等。この近辺に多数存在するイカ焼き屋は、ここで水揚げされたイカを使っているのだろう。古からある港らしく、室町時代からとか、日本書紀にもこの港に関する記述があるとか。


この日のルートは概ね五能線沿い。私は鉄道マニアではないが、折角なので、列車を納めた写真を撮りたかった。そして、ついに来たシャッターチャンス。これは、新青森と秋田を結ぶ「リゾートしらかみ・撫」。


折角だから海も入れようと角度を変えてみたが、今ひとつだった。


ゆずいあい車線の標識が見えたので上りを覚悟したのだが、なんと下りだった。ゆずりあう必要はないのでは?


また来た「リゾートしらかみ・青池」。


鰺ヶ沢までもう少しというところで岩木山が見えてきた。通称、津軽富士。この山が見えると、津軽に来た感がググっとアップする。


「ごしょがわら」と言うと、どうしても少年サンデーの相撲漫画を思い出すのだが、そちらは「うっちゃれ五所(なかいま強)」と、かわら違いっぽい。そして、なかいま強と言えば、当時サッカー部に所属していた私からすると、月刊少年ジャンプの「わたるがぴゅん!」とリンクする。

■グルメ

寒風山回転展望台のレストランのメニュー。男鹿市辺りの伝統料理らしい。すりつぶしたジャガイモを丸めたもの。味噌だれは薄口で甘め。わりとお腹にたまる感じで、PC1で結構食べていたこともあって、お腹が膨れてしまった。


鰺ヶ沢駅前の「たこ焼き 西海」。18時を過ぎてしまっていたので、半ば諦めていたのだが、ありがたいことに営業していた。


鰺ヶ沢名物のチキンボー(右)。想像以上にボリュームがあった。味は意外とあっさりしており、油もきつくなかった。むしろ、たこ焼きの方のソースが濃すぎた。チキンボーのボリュームを考えると、たこ焼きは頼まなくても良かった。


イカ焼きを食べに寄った岩谷商店。周囲で営業しているのはここだけだった。店の裏に置かれたテーブルで日本海を臨みながら食べられる。ちなみに、店内のトイレは汲み取り式。


イカ焼き、一杯分。冷凍ものではなく生のイカを焼いているらしい。お酒が欲しくなったが、自転車の旅では叶わぬ願い。むしろ、イカ焼きだけを一心不乱に食べるという行為が奇妙に感じられた。イカの身が厚めでボリュームあり。味の方は、もともと調理方法が単純(焼いているだけ)なこともあって、可もなく不可もなく。と言うか、味わう以前に、直前にチキンボーとたこ焼きを食べてお腹が膨れてしまっていた。

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