LEL 2017 1日目

LEL 1日目は、LoughtonからPocklington まで、約340km。

■1日目 340.5Km・・・実績日時（計画:20.03km/h）[マージン]
7/30 09:45 (09:45) [ 0:00] 0000.0km Start Loughton
7/30 13:46 (14:44) [ 0:58] 0100.1km N1 St Ives (停止30m)
7/30 16:36 (17:46) [ 1:10] 0160.8km N2 Spalding (停止30m)
7/30 20:33 (21:55) [ 1:22] 0243.9km N3 Louth (停止60m)
7/31 02:10 (02:45) [ 0:35] 0340.5km N4 Pocklington (停止4h) PCで仮眠

■スタートまで

ロンドン市内のホテルを7時半にチェックアウトしてスタートへ。前日の夕方から降り続いていた雨も止んで路面も乾いてきており、一安心。スタートまでのルートも前日の出走登録で下見していたので、迷いはなし。イベント前の気持ちの高まりを感じつつ、9時ちょっと前にスタート地点に到着。ボランティアの方の歓待を受け、案内されるままにバイクを駐輪。

ちょうと9時スタートのライダーが出発するところだったので、カメラで撮影。LELのスタートの雰囲気は、PBPのお祭り騒ぎと比べると落ち着いた感じ。これはこれで、変に緊張しなくて良かった。

9時スタートのライダーを見送った後、スタート地点の建物内で、主催者提供のパンを少し食べる。ホテルをチェックアウトする前に、前日に買い込んだ食料を食べてきたので、1つだけ食べて、あと1個はラップに包まれたままで携帯することにした。スタートまで時間をつぶしていると、日本人の参加者に声をかけられる。アオバのジャージの人だったかな？聞けばスタートは私よりも後らしい。お互いの健闘を祈る。

スタート時間が近づいてきたので駐輪場に戻ると、9時半のスタートを待つ@KT500000さんと午後スタートの@hideaさんが居たのでご挨拶。「夜は寒そうですね。」とか「雨は、傾向的に降るのは一時的ですぐ止むので、そういう雰囲気なら大丈夫かな。」など話した。ほどなく9時半になり、@KT500000さんはスタートしていった。

15分後の次のウェーブで私もスタート。スタート地点に向かう途中で、出走のチェック。ブルべカードに印刷されたバーコードを、クリアホルダーに入れたまま、機械でスキャン。この形式だとブルべカードを出さずに済むから楽で良いなと思ったが、その後のPCでは、スタンプと時間を記入するために、ブルべカードを出す必要がやっぱりあった。

■ スタート～N01（Loughton～St Ives）

1回のウェーブは20～30人程度。PBPの混雑具合と比べると、だいぶゆとりがあった。スタートを待っていると、先ほどの日本人の参加者の方とタカトリさんが傍らに居て、激励された。そして、出走時間が来て、カウントダウンなどなく、落ち着いた感じでスタート。

スタートしてすぐに交通量の少ない穀倉地帯に入り、集団もばらける。PBPのスタート直後は、しばらく大き目の道路を通り、割と集団も大きいので結構神経を使う。それに比べれば、走りやすい。前を走る人にだまされて少しミスコースしたりしつつ走る。

穀倉地帯のアップダウンは緩やかだが、荷物が多いために少々力を使った。

PC01の手前で川を渡る。PBPでは、コース脇に川とか湖とかを見る機会が数えるしかなく、ひたすら乾いた心で走り続けるのだが、LELでは結構潤いを見た。ただ、コースわきの川は、川底が赤く変色しているところが多かった印象。水質なのかも。

スタートからほぼ100KmのPC01には、4時間で到着。ここまでグロス25Km/h。信号の少なさの恩恵で予定よりだいぶ早い。1日目の計画はグロス20km/hなので、この段階で約1時間の貯金。PCで多少時間をかけても大丈夫。まだお腹は空いてなかったが、落ち着いて少し食べる。そして、ボトルの水を補給できるモノを探す。PC内のドリンク提供用のサーバは、参加者のボトルへの補充までは想定していない模様。また、PBPだとPCで水を買って補充したりした様な記憶があるが、LELはPCでの販売が少ないので、そういう形にはならない雰囲気。周りを見回して、他の参加者とボランティアの方のやり取りを観察すると、表にボトルに給水するところがあるっぽい。

後片付けをして外に出ると、建物脇に仮設の給水口があったので、ボトルの水を補給した。

■ N01～N02（St Ives～Spalding）

PC02までは60Kmと短め。PC手前の川が綺麗だったのを覚えている。なおこの辺り、帰りは強烈な向かい風で地獄を見ることになるのだが、ここではそれを知る由もない。なお、twitterのTLを見返してみると途中で雨に降られたみたいだが、記憶がないので軽く振られた程度だったのだと思う。

PCでは、蒸かした芋を頼んだ。味に癖がないだろうということで頼んで、確かにその通りすんなり食べられるのだが、皮を向いて食べるのはちょっと面倒。出発前にボトルに給水すべく、給水場を探すが、それらしきものはなかった。そこで、ボランティアの人に尋ねると、給水スタッフが待機している場所に案内された。水とジュースの給水を頼む。ジュースは、オレンジとカシスの選択肢があり、オレンジを選択。オレンジジュースは水で薄めてもらおうかと思ったが、少し味見して問題なかったので、ストレートで。

SpaldingのPCを出発する時に、女性の日本人参加者とニアミスした。はっきりとは覚えていないのだが、どこかでお会いしていたような気がするので、会釈。後で調べてみたところで、たぶん@akheureuseさん。

■ N02～N03（Spalding～Louth）

PCでの停止時間の影響が大きく、出発時には貯金が30m程度まで減っている。すると、次のPCまでに回復させねばならないという変なプレッシャー。そして、貯金が元に戻ると、さらに貯金を増やしたいという欲望。せっかくイギリスまで走りに来て、時間に追われている気分なのももったいないが、まだ初日だし、やっぱり完走はしたいので、とりあえず楽しむのは完走が見えてきてから。PC03までの間で日が暮れた。

初めての夜を迎えてPC03のLouth。食事していると、先ほどのSpaldingでニアミスした女性と再会してお話。聞けば2005年のLELに参加して完走したという超ベテラン。2005年の時は、最終日が土砂降りだったこと以外は、良いコンディションだったとのこと。今回の2017年は、雨というより風に苦しめられた感があるが、2005年は風はそれほどでもなかったのかな？夜になったので、出発前に、UVアームカバーとレッグカバーからウォーマーにチェンジした。

■ N03～N04（Louth～Pocklington）

PC04までの間、LELの見どころの1つであるハンバー・ブリッジを渡った。LELのフェースブックにアップされた写真は昼間の写真だったのだが、私は往復ともに夜間の通過だった。歩道を走って橋で渡り、そのまま歩道で降りて車道に合流する手前でミスコースして、公園の芝生の上を走行。私の後ろを着いてきた何人かを芝生にご案内。

そこからは、夜も深まって睡魔が来たので、ペースダウン。貯金を減らして、2時にPC4のPocklingtonに到着。

Pocklingtonは1つ目のドロップバッグポイント。今日はここで仮眠。寝る前にしっかりと補給。魚のフライが提供されていたので、ポテトと合わせてフィッシュ＆チップス。これまでのPCで提供されているのは炭水化物ばかりだったので、久々のタンパク質は味わい深かった。受け取ったドロップバッグを持って、そのまま仮眠所へ。この日は雨にも当たらずウェアも割ときれいだったので、着替えは翌日の出発前にすることにして、案内されたベッドへ。

2時間程度寝るつもりでバイブレーションタイマをセットし、就寝。