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SR600NihonAlps

  • Posted by: rp-taki
  • 2016年7月24日 17:02
  • Road

3年前のSR600Fujiから早3年、2度目のSR600は日本アルプス。

SR600NihonAlpsImage

7/17 00:00スタートで、高山泊のプラン。梅雨末期で、事前の天気予報はあまり良くなく、出走を悩んだ。最終的に「大きく崩れることはない。」という予報を信じて出走。結果、雨にはあまり当たらず、乗鞍のゲートも無事通過して、49時間18分、ランドヌール部門の制限時間内で完走。

■前半330Km・・・実績日時(計画:15.18km/h)[マージン]
7/17 00:00 (00:00) [0:00] 000.0km PC01 小淵沢駅
7/17 01:00 (01:40) [0:40] 025.3km セブンイレブン 茅野安国寺店, 951m(13.0km)
7/17 02:12 (03:24) [1:12] 051.6km セブンイレブン 高遠小原店, 1236m(33.1km)
7/17 03:32 (04:36) [1:04] 070.0km PC02 分杭峠, 1406(70.2km)
7/17 06:18 (07:21) [1:03] 111.6km PC03 しらびそ峠
7/17 08:38 (10:45) [2:07] 163.2km PC04 阿南町役場, 1890m(112.4km)
7/17 08:56 (10:58) [2:02] 164.6km サークルK 信州阿南店
7/17 10:32 (12:39) [2:07] 192.2km PC05 飯田駅, 622m(165km)
7/17 10:44 (12:44) [2:00] 193.3km ローソン 飯田丸山町店
7/17 12:39 (14:02) [1:23] 213.2km PC06 大平峠, 1324(212.4km)
7/17 14:30 (16:45) [2:15] 254.5km ローソン 道の駅花街道付知店, 522m(245.5km)/591m(259.9km)/694m(270.3km)
7/17 16:10 (00:00) [0:00] 000.0km 計画外休憩 ローソン 下呂小川店
7/17 16:25 (18:46) [2:21] 285.0km PC07 下呂駅
7/17 18:29 (20:34) [2:05] 312.2km PC08 位山峠, 1057m(313.2km)
7/17 19:40 (22:00) [2:20] 334.0km 高山シティホテル フォーシーズン
実績ペースはおおよそ17.3km/h

・スタート前
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小淵沢のペンション ブランシェ杜で、22時まで寝て23時にチェックアウト。チェックイン時に聞いたところで、同ペンションには過去にもSR600の参加者の宿泊があったらしい。スタート前に、ローソン小淵沢インター店で補給食購入。0時スタートの15分くらい前に小淵沢の駅に着きスタートを待っていると、0時直前に、もう一方ブルべライダーが現る。軽く話すもすぐ0時。お互いの無事と健闘を祈って、真っ暗の小淵沢駅をスタート。

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・PC01-PC02
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車通も少なくなった深夜の20号を快適にとばして、茅野から152号へ折れると真っ暗。熊鈴をチリンチリン鳴らしながら杖突峠越え。杖突で失ったタイムは高遠までの下りで取り戻す。高遠のコンビニで、この先の無補給区間に備えて補給。補給食はスタート前に沢山買っていた。ここでの手持ちは、ソイジョイ3本と、ミニチョコクリームパン5個入り。その為、ここでは買わなかったのだが、阿南前になくなってしまった。高遠でもう少し買っておけば良かったと後で後悔。分杭峠までは、過去のツーリング装備で走った時よりだいぶ軽量なので、気分的に楽に上れた。

・PC02-PC03
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分杭峠から下って、大鹿村。まだ夜中で、お店は当然開いてない。自販機で水分補給のみ。ここから先のしらびそ峠までの上りは分杭峠よりは楽だったはず、という過去の記憶があり、気分的には楽。そして地蔵峠までの上りで明るくなってくると、気持ちがより楽になる。まわりの景色は秘境感満載。152号からしらびそ峠方面に折れると、しらびそ高原までの距離のカウントダウン標識が現れる。そこから、しらびそ峠までは10km程度あるが、これまた地蔵峠までよりは楽だったという過去の記憶があるので、気分的には楽。前日、@KimKenAJさんが走った時、しらびそ峠は大雨だったということで不安だったが、この日は降ってなくて快適に上れた。

・PC03-PC04
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以前のツーリングで泊まったハイランドしらびそまで激坂。上りきって水分補給&トイレ。補給食が心もとなくなってきたものの、ここから先は下りなので大丈夫かと思っていたが、後に阿南前で補給食が切れてしまった。ハイランドしらびそ直後の尾根区間で熊鈴を取り外す。下栗の里の到着は早朝にて、はんば亭やいっ福など、補給できるお店は開店前。下栗の里から下って152号に再合流。遠山に抜けるトンネルを直進してミスコース。正式ルートよりもトンネル抜けた方が近そうで、ここ数年で開通したトンネルなのかも。遠山通過も朝で食事はできず。さらに、天龍村通過も朝。ペースが悪いようなら平岡の龍泉閣で食事することも考えていたのだが、全然早い通過。天龍村から阿南までは、結構きつい登りがチラホラ。以前走ったことあるルートなのだが、上りのことは完全に忘れていた。補給食も切れて、少々気温も上がってきて、阿南前は辛かった。

・PC04-PC05
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阿南町役場からちょっと登って151号に合流。そこからちょっと登って、コンビニ休憩。ここで久々の補給。お弁当、そしてアイス。気温はそれほど高くない気がするが、湿度が高くて蒸し蒸しした。飯田までは151号、久々の街中の道路を走る感覚で、逆に安心感あり。アップダウンも緩やか。飯田駅までの上りが少々煩わしい。

・PC05-PC06
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飯田駅を出て、大平峠までの上りに向けて、コンビニ休憩。予定していた、コンビニ向かいの「こだわりレストラン まいてい」はまだ開店前。ペースが良いのも考えものだ。大平峠の前に、まずは飯田峠。碓氷峠をちょっときつくした感じかなという感想。飯田峠からちょっと下って大平宿。数件の古民家を横目に走るとすぐまた上り。大平峠までの上りで、パラパラと小雨。とうとう降られるかなと思ったが、大平峠を越えたら治まった。

・PC06-PC07
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大平峠から下って256号。そこから下呂までは小粒の峠が3つ。どれもそんなにきつくない。微かに過去に走った記憶あり。確か、2011年の名古屋600。途中、道の駅花街道近くのコンビニで休憩。イートインがあったが、ウェアが汗で濡れており、エアコンでの冷えがきつくて断念。外の駐車場は人が多く、そこでの休憩は憚られ、結局コンビニ裏の広場で休憩。蒸しっとした中でお弁当を食べる。舞台峠を越えると、下呂まで下り。湿気のために、飛騨川からは靄が立ち込め、向かいの山々は中腹から上が明らかに濃霧。この先の位山峠が不安で仕方なかった。下呂駅までは雨はなし。下呂駅手前で、位山峠に向けて軽く補給。疲れのためか、微かに眠気を感じたので、缶コーヒーにてカフェイン投入。

・PC07-PC08
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下呂駅からそのまま位山峠方面へ。路面濡れが酷くなってきて、ここまでドライだったシューズを濡らし始める。位山峠への上りが始まると、すぐに雨。雨粒は小さいが、そこそこの雨。まずはレインウェアではなくウィンドブレーカーにて簡易対処。結局、これだけで対処できた。位山峠までの上りは少々きつ目。天候もあってかストレス高めで、位山峠はもうコリゴリ。位山峠がなくても累積標高10000mは超えると思うので、できれば41号ルートでお願いしたかった(2011の名古屋600は41号ルート)。位山峠を越えたほうが距離的には近いのか。この雨と湿気だと、明日の乗鞍は難しいかなと考えた。乗鞍の回避ルートの安房峠は、長野側の下りの路面が凶悪なので、できれば走りたくない。明日の乗鞍がダメなようなら高山でDNFすることも考えた。とは言え、フィニッシュ後に泊まる石和健康ランドに荷物送っているので、輪行するにしてもルートが難しいなと思案した。

・PC08-1日目ゴール
位山峠を越えると、先程までの心配を他所に雨が止んだ。僅かに青空まで見えて、明日の乗鞍は行けるかもと、明日の続行に前向きになる。日が落ちる前に位山峠を通過して青空を確認できたことは、幸いだった。そして、下り基調で高山へ。高山の市街地に入ったあたりで薄暗くなる。この日は高山泊。ホテルにチェックインする前に、最寄りのコンビニで夕食と明日の朝食を買い込み、予定より2時間先行でホテルにチェクイン。チェックイン直後に食事とお風呂。大浴場から部屋に戻る途中のフロントにて、高山の明日の天気が晴れと掲示されているのを見て、続行を決意。あらかじめ替えのウェアをドロップバックで送っているので、洗濯は省略。ただ、ほんのりウェットになったシューズの替えは無いので、コンビニで買っておいた新聞紙を詰めて脱水をかけておいた。などなど小一時間消費。そして休息。ここまでペースが良いし、明日は日が明けるにつれて天気が回復しそうなので、予定より30分遅れの4:30スタートとすることに。そこで、3:30に目覚ましをセットして、21:00に就寝。

■後半270Km・・・実績日時(計画:13.78km/h)[マージン]
7/18 04:30 (04:00) [-0:30] 334.0km 高山シティホテル フォーシーズン発
7/18 05:03 (00:00) [-0:00] 000.0km 計画外休憩 サークルK 飛騨丹生川店
7/18 07:16 (06:18) [-0:58] 365.0km 平湯峠
7/18 09:28 (07:18) [-2:10] 379.5km PC09 乗鞍岳(畳平), 2714m(378.8km)
7/18 12:09 (10:57) [-1:12] 430.0km セブンイレブン 信州波田町店
7/18 13:05 (11:47) [-1:18] 441.3km PC10 南松本
7/18 14:53 (13:43) [-1:10] 468.0km PC11 岡谷, 1004m(460.6km)
7/18 15:17 (14:03) [-1:14] 472.5km セブンイレブン 下諏訪大社通り店
7/18 16:41 (14:33) [-2:08] 479.4km PC12 蓼の海公園
7/18 18:32 (15:58) [-2:34] 499.0km ローソン 白樺湖蓼科店, 1792m(488.6km)
7/18 20:39 (17:15) [-3:24] 516.6km PC13 大河原峠, 2086m(515.9km)
7/18 21:46 (19:03) [-2:43] 541.5km PC14 佐久
7/18 22:05 (19:18) [-2:47] 545.0km セブンイレブン 佐久臼田店
7/19 00:16 (22:28) [-1:58] 588.7km セブンイレブン 南牧野辺山店, 1387m(578.2km)
7/19 01:18 (23:30) [-1:48] 600.1km PC15 小淵沢駅
実績ペースはおおよそ12.8km/h

・2日目スタート-PC09
3:30起床。ランドヌールの朝は早い。昨夜買っておいた朝食を食べて、スタート準備。送り返す荷物を送ろうとフロントを呼んだが、仮眠をしているらしくなかなか出てこない。大きめな声で呼んで起こして出てきてもらって、荷物を発送。そして直後にチェックアウト。4:30に再スタート。すでに明るくなってきていた。空は曇りで、乗鞍がちょっと不安になる。高山再スタート後はすぐ上り。右足の膝にちょっと痛みがあり、2日目は温存走行。ゆるゆる走って、サークルK 飛騨丹生川店で乗鞍前の最後の休憩。そこから東に折れると、行く先の山あいに朝日が見え、乗鞍オープンの気配あり。さらに延々と続く上りを走り、ほうの木平のバスターミナルを過ぎると、畳平行きのバスやハイヤーに追い越されて、乗鞍のオープンを確信。

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平湯峠のスカイラインゲートを7:16通過。通過時、ゲートの監視員にマナー喚起のアナウンスを受ける。

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スカイラインのゲートから畳平まで、約1000mの上り。昨日とは打って変わってカラッとした陽気。風も穏やかで、気温も涼しげでちょうど良く、とても気持ちの良い上りだった。乗鞍には何度か来ているが、今回が一番気持ち良かった気がする。ピーク付近の景色が良いポイントで写真を撮るなどして少々タイムロス。

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畳平到着後、食堂で補給。

・PC09-PC10
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寒さはそれほどなかったが、念のため、ウインドブレーカーを羽織って下り。気持ちよく下っていたところで、三本滝ゲートのちょっと手前で後輪パンク。そそくさとウインドブレーカーを脱いで、チューブ交換。SR600で携帯している空気入れは普段より軽めのもの(LEZYNE PRESSURE DRIVE)で、空気圧に不安あり。この先のトンネル群の路面がちょっと悪いので、少々心配。そこを越えて松本まで行けばバイクショップがあると思うので、後輪への荷重に注意を払いつつ進む。下り途中の乗鞍観光センターで水分補給。そこから、心配だったトンネル群を抜けて、ダム湖を過ぎて、街に入ってコンビニ休憩。下界は灼熱だった。アイス食べながら、バイクショップを検索。ちょうど、南松本に幾つかショップがあるのを確認。ルートは158号から離れ南松本へ、PC直前のルート上にサイクルベースあさひがあったので、そこでチューブと空気を補充し、後顧の憂いを断つ。店員に「ブルべですか?」と聞かれる。PCに着くと、地元の農家の人が田んぼの様子を見に来てたらしく、写真撮影スポットに車が止まっていた。撮影できる角度を探していたところで車の主が戻り去って行ったので、無事撮影。再スタートの転回時にうっかり右に立ちゴケしそうになる。右方向への転倒はコンポへのダメージの危険性があるので、今回のSR600ではこれが一番のリタイヤの危機だった。

・PC10-PC11
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この区間は塩尻峠越え。それまでは山麓を走るルート。その辺りは勾配も緩やかで快適に走れた。なんとなく赤城山麓に似てる気がした。

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その後、20号に乗ると雰囲気が激変。20号の交通量の多さと真昼の暑さが相まった辛い上りで、かなりストレスを感じた。塩尻峠まで、やたらと長く感じる上りを終えると、岡谷まで下りで、あっという間にPC。

・PC11-PC12
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数Km走って下諏訪大社前のコンビニで、この先の上りに備えて補給。コンビニからPCまでの距離はたかだか6,7Kmなので高を括っていたのだが、きつい勾配がずっと続いて予想外に辛い。さらにこの日は高い気温と日差しもきつかった。所々で、木が日差しをさえぎってくれるのだが、日なた区間での暑さが辛い。勾配がきついので、走りながらボトルに手を伸ばすのも一苦労。この日、もっとも汗をかいたのはこの区間で、ボトルの水がだいぶ減ってしまった。いずみ湖公園にある自販機が霧ヶ峰までの唯一の水分補給ポイントで、それを知らずにスルーしてしまったのは失敗だった。

・PC12-PC13
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霧ヶ峰までの上りも割ときつい。前の区間での消耗を引きずっているのか、脚は回らず。いずみ湖公園の自販機をスルーしたために、ボトルの残量にも不安が出てきて、水分補給も抑え気味になってしまった。霧ヶ峰スキー場まで上ってようやく売店の自販機にたどり着き、ほっと一安心。周りには食堂もあり。若干の空腹感はあったが、暗くなる前にできるだけ先に進みたいので、白樺湖のローソンまで急いだ。ビーナスラインに乗ると、2013年に走ったSR600Fujiのルートと重なる。霧ヶ峰のピークの車山肩駐車場へのゆるい上りは、景色は良いけどずっと先まで上りが見えて嫌になる。それとまったく同じことをFujiでも感じた。白樺湖まで下りは、そのままウインドブレーカーを着ずに下ってしまい、体が冷えてしまって失敗。

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白樺湖のローソンで補給して大河原峠へアタック。Fujiだとすずらん峠に折れる交差点を直進。暗くなったので、これまで外していた熊鈴を再装着。大河原峠までの上りは、木々から立ち込める湿気により、概ね濃霧。ヘルメットライトは霧で乱反射してしまい、かえって視界が悪くなるので、フロントライトのみで走る。勾配がそれほどきつくなくて助かった。所々で霧が晴れると、空には煌々と輝く満月が見えたりした。満月が輝いたり、うっすらと朧月になったり、濃霧に遮られたりと、ころころと様子が変わるお月さまの下で、熊すずを鳴らしながら、孤独のヒルクライム。峠の小屋の明かりが見えた時はホッとした。霧は濃かったが雨にはならなかったのは幸いだった。思い返せば諏訪からここまで、白樺湖前の下りを挟んで、上りが結構な距離続いていたことになる。

・PC13-PC14
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大河原峠から佐久までは下りなので楽をしたいところだが、濃霧で視界が悪すぎて下るのが怖い。GPSのルート表示で進行方向を把握し、センターラインとガードレールを頼りに、ずっとブレーキをかけながら慎重に下った。霧が無かったら、この下りは野生動物に注意というところなのだと思うが、この日は霧が濃すぎて、動物を気にする余裕はなかった。濃霧区間は結構下まで続いてたと思われ、精神的にかなり疲れた。しばらく下って視界も良くなり街の明かりが見えても、そこに下りることなく明かりと並行してしばらく暗闇の中を走る。先ほどまでの濃霧の下りでだいぶ疲れていたので、早く明るい所に出たかった。141号に出てようやく一安心。

・PC14-PC15(フィニッシュ)
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最後の区間は野辺山までの上り。それをすっかり忘れていて、プロフィールを再確認してがっくり。ただ走ってみると、ゆるい上りがだらだらと続くだけで、苦にはならなかった。野辺山手前のつづら折りで、同じ場所をSR600Fujiで走ったことを思い出した。野辺山に上ってもしばらくはゆるい上りが続き、再び霧が濃くなる。この辺りはトラックの往来が結構あり、濃霧で視界が悪いので、後ろから来るトラックが気になった。後方のトラックの気配を見て、路側帯の広い場所ではそちらに避けるようにした。野辺山のピーク付近のコンビニで最後の休憩。缶コーヒーで眠気を覚まし、最後の下り区間に備えて、ウインドブレーカーを羽織る。清里手前で141号を折れて、この先ずっと下りと思いきや、甲斐大泉駅の手前でちょっと上らされてがっかり。そこから先はずっと下り。フィニッシュ手前で住宅が多くなって来たところで、大河原峠の上りから付けていた熊すずを取り外す。そして、スタートしてから49時間18分、スタート時同様、人がいない深夜の小淵沢駅に、ひっそりとフィニッシュ。

■フィニッシュ後
この宿は小淵沢から40Km先の石和健康ランド。フィニッシュ後は、再びコーヒーを飲んで速やかに移動開始。七里岩ラインをずっと下りで速度が乗るので、調子に乗ってガシガシ踏んでいたら、体が熱を持ってきてしまった。気温も上がって来て、顔の火照りも感じたので、途中のコンビニで休憩。韮崎の街中でルートインを確認。そこにすれば良かったとちょっと後悔。

深夜の甲府は、昼間の熱がこもっている感じで辛く、石和までの最後の数Kmがすごく長く感じた。3:30くらいに、ようやく石和健康ランドに到着。自転車はフロントで預かってもらった。大浴場が4時から清掃と言うことで、チェックイン直後に浴場に赴き、体だけ洗って湯には浸からずに出た。そして、チェックイン前にコンビニで買っておいた食事を採って、ボトル洗浄など最後の後始末をしてから、就寝。これにて、SR600NihonAlpsは終了。

■まとめ
初日は高湿度だったものの、厚い雲に日差しが遮られて気温がそれほど上がらず、比較的楽に走れた。初日、0時スタートで苦労しそうなのは、一つ目は阿南手前。阿南手前は割と上り勾配がきついところがあり、また、0時スタートだと途中の補給スポットは開店前で、高遠のコンビニから無補給で来ることになる(※)。もうひとつは、比較的勾配がきつい位山峠。また、気温の上昇具合によっては、大平峠あたりも辛くなるかも。
(※)遠山のヨシマルヤストアー(かぐらの湯近辺)が9時開店らしい。

二日目は運に恵まれ天気が好転し、乗鞍のゲートを無事通過。高山から乗鞍上ってエコーラインを下る辺りまでは快適だったが、松本に下りてから佐久までずっと辛い区間。SR600NihonAlpsの二日目は、乗鞍をゲートオープンに合わせて早朝に上ると、日中の暑い時間帯に松本から霧ヶ峰辺りまでを走ることになる。二日目はその辺りが苦労する区間なのではないかと思う。今回、大河原峠から佐久まで苦労したのは濃霧によるものなので、通常なら休める区間だと思う。

スタート時間については、今回の私の様にスタート前に前泊するのであれば、2,3時スタートで早朝にフィニッシュし、そのまま輪行して帰るという方法もありそう。一方、フィニッシュ後について、深夜フィニッシュで後泊するなら、韮崎のルートインが良さそう(バイク保管の方法いかんによるが)。または、乗鞍のゲートオープンが3:30らしいので、夜から上り始めれば、小淵沢の宿泊施設に入れる時間にフィニッシュできるのかもしれない。

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